「SCCM」と「Intune」で一元管理
「Windows 10」端末管理が楽になる、Microsoft製エンドポイント管理ツールの組み合わせ
「Microsoft System Center Configuration Manager」(SCCM)と「Microsoft Intune」の組み合わせで「Windows 10」の一元管理プラットフォームが出来上がる。IT管理者にとっての恩恵はどのようなものだろうか。
「Microsoft System Center Configuration Manager」(SCCM)とデバイス管理プラットフォームの「Microsoft Intune」は、新しいコネクタコンポーネントのおかげで完全な補完性が実証されている。
「Windows 10」は2015年7月のリリースから1年以上たち、企業にもある程度浸透してきた。だが何らかの正式な管理インフラなしにWindows 10を本番環境に導入しているケースはほとんどない。多くの場合、社内への導入にはSCCMを利用している。
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Microsoft Intuneについて詳しく
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だが、ネットワークの規模が小さい組織や支社、社外のユーザーは、Microsoft Intuneを使うこともある。SCCMとMicrosoft Intuneは設計上、とてもスマートに連係する。
System Center Configuration Manager(SCCM)とは
SCCMではソフトウェアとハードウェアのインベントリ管理用ツールを提供する。また、イメージ配信や遠隔操作によるインストールとアップグレード、コンプライアンスチェックなどをしてイメージの適切な配信やインストール状況、ソフトウェアアップグレードの状況を確認する機能など、多様なクライアント設定・管理機能も提供する。「PowerShell」への対応や、定義済みスクリプトの豊富なライブラリは、自動化への対応に役立つ。
一般的に、OSのインストールやアップグレード、あるいは更新やサードパーティーソフトウェアの配信にSCCMを利用できるのは、既にSCCMを保有している組織、または調達の計画がある組織に限られる。
Microsoft Intuneとは
Microsoft IntuneではクラウドからのPC管理機能を提供するとともに、Googleの「Android」やAppleの「iOS」および多様なWindows Mobile OSを対象に、モバイル端末とアプリケーションを管理できる。サービスはサブスクリプション方式で提供され、組織はユーザー数に応じて月額料金を支払う。Microsoft Intuneは高度に分散化された環境向けに設計されていて、現場の技術者や販売スタッフといった移動の多い職種に向く。
Microsoft IntuneはMicrosoftのOSや「Office 365 for Business」のようなアプリケーションとの親和性が極めて高い。System Centerによって社内のネットワークや端末をオンプレミスで管理している環境に導入して、シームレスに連係できる。Microsoft Intuneでモバイル端末の管理を引き継ぐことも可能だ。Microsoft Intuneの機能ポートフォリオは、OSとソフトウェアの管理や導入にとどまらない。ポリシー、セキュリティ、データ保護、ソフトウェアの更新と配信などの機能も提供する。
Microsoft IntuneとSCCMの併用
既に社内システムの管理にConfiguration Managerを使っている組織がMicrosoft IntuneとSCCMを組み合わせれば、SCCMによる管理をモバイル端末にまで拡張できる。この拡張機能によって、従業員が業務に使う端末の登録や会社支給の端末の登録といった多様なセルフサービスタスクを実行し、SCCM経由で管理できるようになる。
SCCMではMicrosoft Intuneのサービスを利用するが、この2つのサービスを使ってPCとモバイル端末を管理するためには、SCCMの管理画面から、専用のMicrosoft Intuneコネクタサイトシステムロールを設定する必要がある。SCCMでは管理者が「Windows 8.1」およびWindows 10搭載のPCやノートPCをモバイル端末として管理することもできる。従って、こうした端末にConfiguration Managerクライアントをインストールする必要はない。
SCCMとMicrosoft Intuneを組み合わせてIT管理者ができることは以下の通りだ。
- 端末の登録解除と消去
- パスワード、暗号化、無線ネットワーク接続のためのコンプライアンス設定とセキュリティ設定
- 業務用アプリの導入
- 「Windows Store」「App Store」「Google Play」を通じたアプリの端末への配信
- ハードウェアおよびソフトウェアのインベントリ収集と管理。後者は内蔵のレポートを利用
組織でSCCMとMicrosoft Intuneを併用するための条件
- ライセンス契約を結んでSCCMを実行している環境
- 登録したい端末のためのMicrosoft IntuneサブスクリプションおよびMicrosoft Intuneポータルのアカウント
- 企業や組織の公開ドメインの確認
- 公開ドメインのユーザープリンシパル名を使った「Active Directory」同期用のアカウントと、「manage.microsoft.com」のドメインを使うWindowsデバイスを登録するためのドメイン名システムエイリアス
これでSCCMに単一の統合型管理コンソールが完成し、管理者はこれを使って社内のローカル端末も社外の端末も同じように簡単に管理できる。既にSCCMを使っているIT部門にとっては一考に値するだろう。
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