Windows 10 PCも対象
「iPhone」「Android」も管理、Microsoft製とは思えないモバイル管理ツールの“柔らかさ”(1/2 ページ)
米Microsoftの「Microsoft Intune」は、iOS/Android端末といったモバイル端末だけでなく、Windows端末を中心とした幅広い端末を統合管理できる。
米Microsoftの「Microsoft Intune」は、アプリケーションだけでなくクライアントPCとモバイル端末を管理するクラウドサービスだ。Microsoftのモバイルデバイス管理(MDM)サービス群「Enterprise Mobility Suite」(EMS)の一部である。EMSには、認証基盤サービス「Azure Active Directory」と、データ保護サービス「Azure Rights Management(Azure RMS)」が含まれる。
組織はIntuneをスタンドアロンサービスとしても、オンプレミスの運用管理システム「System Center 2012 Configuration Manager(SCCM)」と連動させて使用することも可能だ。Intuneは、オフィススイート「Microsoft Office」のモバイルアプリと、オンラインオフィススイート「Office 365」のための統合管理機能を備えている。これらの観点から、Microsoftはエンタープライズモビリティ管理(EMM)における重要な存在となっている。
Intuneの拡張し続ける一連の機能は、EMM市場におけるMicrosoftの成長を刺激するものとなりそうだ。
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MDM導入事例
IntuneのMDM機能
Intuneは、「iOS」「Android」「Windows」などを搭載した端末に対する、多くのMDM機能を備える。ユーザー企業は端末管理用のクライアントソフトウェアである「Intuneクライアント」を使用するか、モバイル端末としてクライアントPCを登録することにより、IntuneでWindows端末を管理することが可能だ。Intuneは1ユーザーにつき端末を5台まで管理できる。
モバイル端末のセットアッププロセスは、OSによって異なる。例えば、「Windows RT 8.1」搭載端末には、サイドローディング(「Windowsストア」を介さないアプリ配布)キーとコード署名証明書が必要だ。それに対しiOS端末では、接続にプッシュ通知機能「Apple Push Notification Service」の証明書が必要となる。Intuneは、iOS端末を大量に登録するためにAppleの端末管理ツール「Apple Configurator」との連係機能を備える。
管理者がIntuneに従業員のモバイル端末を登録すると、その端末は、証明書を規定するプロファイルの配布、メールの送信、VPN/無線LANの利用を含む多くの管理タスクを実行できる。また管理者はリモート操作で、パスコードのリセット、端末のロック/ワイプ、データの暗号化が可能になる。それに加え管理者は、カメラや音声による発信、携帯電話ネットワークのローミングといった端末機能へ従業員がアクセスすることを防ぐことができる。
従業員は、Intuneに登録した自身の端末に、セルフサービスポータル「Company Portal」を介して勤務先が配布するアプリをインストールできる。さらにIntuneでは、従業員が管理対象の端末を使用している場合、管理アシスタントの要求を許可するリモートアシスタンスサービス「Microsoft Easy Assist」のエージェントが利用できる。また管理者は、「Exchange Online」「SharePoint Online」「OneDrive for Business」のドキュメントなど企業リソースへのアクセスを制限するポリシーを構成できる。
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