防塵/防水があれば完璧だった
徹底レビュー:ダブルレンズカメラ搭載の頑丈スマホ「HUAWEI Mate 9」(1/4 ページ)
「HUAWEI Mate 9」には革新的な実装はないものの、2017年のスマートフォンを代表する3つの機能が搭載されている。「極薄のベゼル」「人工知能(AI)」「ダブルレンズカメラ」だ。
HUAWEIの「HUAWEI Mate 9」は見た目も中身も優れた製品だ。TechTargetはダブルレンズカメラを搭載している点を高く評価している。防塵(じん)機能と防水機能を搭載していれば非の打ちどころがない仕上がりだが、2017年前半における優秀なスマートフォンの1つになるのは確実であろう。
HUAWEIの「HUAWEI Mate 9」には、2017年のスマートフォンを代表する3つの機能が搭載されている。それは「極薄のベゼル」「人工知能(AI)」「ダブルレンズカメラ」だ。
HUAWEI Mate 9については特に革新的な実装はない。スマートフォンメーカーが小型の本体に大型のディスプレイを組み込むようになったことで、長い年月をかけてベゼルの薄型化は進んでいる。ダブルレンズカメラは急速に標準となり、HUAWEIもダブルレンズカメラを搭載したデバイスを複数発売済みだ。Googleの「Googleアシスタント」、Appleの「Siri」、Microsoftの「Cortana」、Amazon.comの「Alexa」など、音声によるAIは特別なものではない。
優れたハードウェアとハイエンドなスペックにより、HUAWEIは高品質なスマートフォンを実現している。これは2016年にリリースされた「HUAWEI Mate 8」の後継機としてリリースされた大型のHUAWEI Mate 9が目指すところだろう。
HUAWEIは、同社の最新かつ最高のモデルで、申し分ないスマートフォンを実現することができたのだろうか。本稿では、それを検証する。
併せて読みたいお薦めの記事
その他のスマートフォンの徹底レビュー
- 徹底レビュー:最強スマホに進化した「iPhone 7 Plus」、ライバルは未来の“iPhone 10周年モデル”?
- ソニーの新スマホ「Xperia XZ」は質感、カメラ、バッテリーが“飛躍的に向上
- 徹底レビュー:「Xperia X Compact」は最新ソニー技術を小型ボディーに集約、その実力は?
HUAWEI製品の徹底レビュー
HUAWEI Mate 9の構造とデザイン
HUAWEIは優れたハードウェアを製造している。そのため、HUAWEI Mate 9の動作がきびきびしていて頑丈なスマートフォンであるのは当然のことだろう。寸法は約156.9(高さ)×78.9(幅)×7.9(奥行き)ミリ、重量は約190グラムだ。前面はガラスで覆われており、背面にはアルミニウムが採用され、サイドは若干丸みを帯びている。
秀逸と評価された頑丈なHUAWEI Mate 8を少し小型化したモデルであるように見える。ありがたいことに、HUAWEIは「壊れていないものは直すな」というハードウェア理念を貫いている。アルミニウムとガラスは、現時点でスマートフォンに最適な組み合わせである。この組み合わせを採用しているスマートフォンは、手触りがよく、汚れや指紋が付着しにくい。HUAWEI Mate 9でもCorningの「Gorilla Glass 3」が採用されているため、たまに落とすことがあっても問題ない。それでも強度が不十分な場合は、追加の保護を提供するものとして、透明なプラスチック製のケースが同梱されている。
残念ながら、防水機能と防塵機能は搭載されていない。全ての主力製品には、これらの機能が搭載されていて然るべきだろう。それは、プールや海に持っていけるようにするためではない。何かをこぼしたり、雨に降られたりすることがあるからだ。
HUAWEI Mate 9を正面から見てみよう。前面にはディスプレイの上下に薄いベゼルがある。上部にはスピーカー、センサー、800万画素のインカメラが配置されている。下部にはHUAWEIのブランドが刻印されている。背面は若干丸みを帯びており、ピンホールマイク、ダブルレンズカメラ(2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のカラーセンサー、開口部F2.2レンズ)、フラッシュ、センサー、丸型の指紋認証センサーが搭載されている。
上側面には3.5ミリのオーディオ入力端子とIRブラスターの端子、下側面にはUSB Type-C端子を囲む形でスピーカーが配置されている。右側には電源ボタンのすぐ上に一体型の音量ボタンがある。デュアルSIM/microSDのスロットは左側に用意されている。HUAWEIによると、HUAWEI Mate 9には4つのマイクが搭載されているという。そのため、スピーカーかヘッドフォンジャックのどこかにマイクが隠されているはずだ。
それから、さまざまなものが適切にレイアウトされている。特に指紋認証センサーは片手で使用しているときでも使いやすい場所に配置されている。唯一の不満は、重箱の隅をつつくようだが、電源ボタンと音量ボタンの配置だ。これらのボタンが同じ側に配置されていると、誤って電源ボタンを押してしまうことが少なくない。ほとんどのデバイスは、電源ボタンにテクスチャを施している。そうすることで、目で確認しなくてもボタンを識別できるようにしている。だが、HUAWEI Mate 9では、そのような加工は施されていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー