セキュリティやストレージが重要に
「Windows 10」移行を“ほぼ完璧”に済ませるためのチェックポイント(1/2 ページ)
「Windows 10」への移行を成功させるのは大変そうに思うだろう。十分なストレージ容量を確保し、厳しいセキュリティ対策を実施し、何を避けるべきかを理解しておけばうまくいく。
映画『Remember the Titans』(タイタンズを忘れない)で、コーチのハーマン・ブーンは選手たちに「試合のあらゆる場面で完璧であれ」と要求する。例外はなしだ。
ブーンが掲げる高い目標を「Windows 10」の展開において達成するのは、恐らく困難だ。ただし適切なアプローチを取れば、IT部門は少なくとも、コーチから一目置かれる存在になれる。IT部門は、Windows 10が必要とするストレージ容量を意識し、セキュリティ対策を実施して同OSを安全に保たなければならない。
Windows 10は、もはや新しいOSではない。そのため、IT部門が完璧に近い形でWindows 10の展開をするのに必要な情報が広く出回っている。以下にそのポイントを紹介する。
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「Windows 10」のセキュリティについて詳しく
Windows 10で講じるべきセキュリティ対策
IT部門はサイバー攻撃や不正行為を阻止するために、Windows 10のセキュリティ機能を利用できる。まず強力なデータ暗号化機能を提供する「BitLocker」を有効にするとよい。次にすべきことは「グループポリシーオブジェクト」(GPO)をセットアップすることだ。GPOは、コンピュータやエンドユーザーの設定を一元管理する「グループポリシー」の集合体のことを指す。これによりIT部門は、エンドユーザーによるWindows 10の利用を定義、監視できる。さらにIT部門はパーソナルファイアウォールの「Windowsファイアウォール」を有効にするとともに、同OSを最新に保たなければならない。Microsoftが提供するセキュリティ更新プログラム(パッチ)をタイムリーに適用することで、最新の問題に対処できる。
パッチ管理やファイルチェックなどに、サードパーティーのセキュリティツールを役立てることもできる。セキュリティ上の弱点を調査する1つの方法は、オープンソースソフトウェア(OSS)の「Metasploit」のような侵入テストツールを使用することだ。Metasploitは、ネットワークやシステムに脆弱(ぜいじゃく)性がないかどうかをテストできる。またマルウェアスキャンでは、既存製品をアンインストールせずに利用できるSophosの「HitmanPro」のようなツールを使って、既存製品とともに二重スキャンをする手もある。サードパーティーファイアウォールの利用も検討に値する。利用企業が少ないファイアウォールの方が、攻撃者が標的にする可能性が低いからだ。
Windows 10のストレージの考慮点
ストレージ容量の少なさは、Windows 10の展開で発生する問題の一般的な原因の1つだ。Windows 10へのアップデートプロセスにおいて、同OSは既存のユーザーファイルを移動し、それが容量を消費する。OS自体も当然ながら容量を使用する。IT部門は使わなくなったファイルや、価値がなくなったファイルを一掃しておかなければならない。IT部門は手動で消去をするだけでなく、サードパーティーのディスク消去ツールを利用したり、データ消去サービスを使って作業を外部委託したりできる。
エンドユーザーは、使っているアプリケーションに関するデータを保存しており、ユーザープロファイルのデータと設定はレジストリに保存されている。IT部門は、エンドユーザーがアプリケーションとプロファイルをどのように使っているのか、各部門が持っているアプリケーションとプロファイルの数はどの程度かを把握し、Windows 10のために必要なストレージ容量を正確に見積もる必要がある。
仮想デスクトップインフラ(VDI)環境では、朝の始業時間帯などに多くのエンドユーザーが仮想マシンを一斉に起動することで、サーバやストレージへのアクセスが集中するブートストームが発生し、生産性の低下やエンドユーザーのいら立ちを招く恐れがある。IT部門はSSDを活用することで、起動が集中した際の大量のI/Oを高速に処理できる。
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