管理性やセキュリティにも配慮
Dellの新「Latitude」 1時間で最大8割充電できる“持ち出したくなる”ノートPC
Dellはビジネス向けノートPC「Latitude」シリーズを新しい外観と機能で刷新した。オフィスの内外で仕事をする従業員を支援しやすくなる、と専門家は評価する。
DellのノートPC「Latitude」シリーズの最新モデルは、管理機能を充実させた他、バッテリー駆動時間や充電機能、セキュリティ機能を強化している。これらの新モデルは、同社のデバイスライフサイクル管理製品群「Dell Technologies Unified Workspace」との併用を想定して開発されている。Unified Workspaceは、DellのデバイスやVMwareのデジタルワークスペース製品群「Workspace One」、Secureworksの情報セキュリティサービスを統合した製品群だ。
「スタイリッシュな外観でバッテリー駆動時間の長いPCを、Unified Workspaceで管理できるとなれば、多数のPCを従業員に支給しなければならないIT部門にとって魅力的だ」。調査会社TECHnalysis Researchのプレジデント兼主席アナリストのボブ・オドネル氏は、こう話す。オドネル氏はUnified Workspaceについて「特にVMware製品を既に利用している企業にとって便利だろう」と評価。「IT部門は、デバイスにインストールするアプリケーションを細かく管理できるようになり、柔軟なデバイスからデバイスの切り替えやサポートも可能になる」と説明する。
Unified Workspaceにより、企業はデバイスの支給と管理がしやすくなる。ただしUnified Workspaceは無償で提供されるわけではないと、オドネル氏は注意を促す。Unified Workspaceの機能を実質的に活用するには、VMwareとのライセンス契約が必要になるという。
外出先での使いやすさに配慮
バッテリー駆動時間や充電機能を強化した新しいLatitudeは、外出先で利用するノートPCとして優れていると、調査会社Gartnerのアナリストである北川 美佳子氏は話す。
新しいLatitudeシリーズは、従業員が社内や自宅、公共の場所など、どこで仕事をするときもPCのセキュリティと接続性を確保できるように強化されている。Dellのプレスリリースによると、1時間で最大80%のバッテリー充電が可能な「ExpressCharge」、20分で最大35%の充電が可能な「ExpressCharge Boost」などの急速充電機能を使用できる。
北川氏は、生産性向上機能に加えて、軽量の削り出しアルミまたはカーボンファイバーの素材、バックライトキーボード、アンチグレアディスプレイなどの「スタイリッシュなデザイン」も、新しいLatitudeシリーズの魅力だと言う。オドネル氏も外観の重要性を認め、多くのPCのコアテクノロジーが同じようなものなら、外観の要素が差別化に役立つと話す。「Dellは耐久性やキーボードの改良、軽量性など全てを実現している」(同氏)
今回で第10世代となるLatitudeシリーズは、セキュリティ機能も強化している。指紋認証サインイン、カメラのプライバシーシャッター、認証情報を保護するスマートカードリーダー、「Windows Hello」対応IRカメラを用意し、顔認証や指紋認証スキャナーなどのアクセス制御をサポートする。Dellのスポークスパーソンによると、これらのセキュリティ機能はオプションのアドオンとして利用可能だ。
社内のデスクの他にいろいろな場所で仕事をする人々を、Dellは「Evolving Workforce」(進化する従業員)と呼ぶ。こうした働き方を実現するには、長いバッテリー駆動時間や急速充電、セキュリティ強化、簡単なサインインなど、さまざまな要件が求められる。新しいLatitudeシリーズは「こうした要件の多くを満たしている」と、北川氏は評価する。
Latitudeシリーズはクラス別に「Latitude 7000」シリーズ、「Latitude 5000」シリーズ、「Latitude 3000」シリーズの3種類がある。Dellのビジネス向けプレミアムノートPCと位置付けられる7000シリーズは、キーボード着脱式でノートPCとしてもタブレットとしても使える2-in-1デバイスのモデルがあり、最善の無線LAN信号を検知して接続し、切断を防ぐ「ExpressConnect」をはじめ機能を充実させた。普及帯モデルの5000シリーズにも、2-in-1デバイスのモデルを用意。3000シリーズはエントリーレベルだ。Dell米国公式サイトでのLatitudeシリーズの最低価格は599~1299ドル、充電ドックは229.99~329.99ドル。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー