機械学習を始めるなら知っておきたいアルゴリズム5選【後編】
機械学習の代表的アルゴリズム「SVM」「k平均法」「アプリオリ法」とは?
機械学習にはさまざまなアルゴリズムがあることを知っているだろうか。代表的な機械学習アルゴリズム「SVM」「k平均法」「アプリオリ法」について紹介する。
前編「機械学習の代表的アルゴリズム『線形回帰』『決定木』とは?」は、主要な機械学習アルゴリズム5種類のうち「線形回帰」「決定木」について説明した。後編は残る3種類の機械学習アルゴリズムを紹介する。
アルゴリズム3.サポートベクターマシン
サポートベクターマシン(SVM)はデータセットを分析して複数のクラスに分類する機械学習アルゴリズムだ。トレーニングデータを基にクラスを分ける「線」を見つけ、各クラスのマージン(線とクラス間の距離)を最大化するように、新たに入力したデータをクラスに分類する。
特性上、SVMは線で明確に分離できるトレーニングデータに向いている。非常に複雑なトレーニングデータ(顔や性格特性、ゲノム、遺伝物質など)ではクラスが細分化され、特定が難しくなるため人による分類が必要になる。SVMは現在と将来のデータセットで比較的高精度の分類を実現できるため、財務分野で多く使われている。
テクノロジーサービス企業Clairvoyantの最高技術責任者(CTO)を務めるシェカール・ベムリ氏によると、非線形データや多様なデータセットを扱う企業の間では、SVMによる画像分類が注目されている。例えば製造会社では、生産する製品の高解像度画像を撮影し、欠陥があれば品質管理担当者が画像に注釈を付ける。このようにして蓄積した大規模な画像データセットがあれば、SVMによって「生産品の欠陥を自動で識別することが可能になる」とベムリ氏は説明する。
アルゴリズム4.k平均法(k-means)
k平均法(k-means)は、データ同士の類似性を基に、データセットをk個のクラスタに分類する。例えばインターネットのWebサイトに含まれる「civic」という単語の検索結果をk平均法で分類すると、本田技研工業製の車「シビック」を表すクラスタと、自治体や市民サービスなどに関連するクラスタに分けられる。
他の機械学習アルゴリズムと比べて、k平均法は比較的短時間に正確で合理的なデータの分類が可能だ。検索エンジンで関連性の高い情報を抽出する場合や検索結果を潜在的な意味ごとにグループ化する場合などによく使われる。
5.アプリオリ法
アプリオリ法は、小売店でよく一緒に買われる製品の組み合わせを特定するマーケットバスケット解析によく使用されている。データセット内のAとBという2つのデータ間にある相関を抽出する。例えばパンを買う顧客がバターも買う確率が高い場合、A(パン)の購入はB(バター)の購入につながるという結論を出すことができる。A(パン)の購入がC(トウモロコシ)の購入につながる確率が10%しかないといったことも検出できるため、小売店が製品配置戦略を立てるのに役立つ。
企業の販売部門の他、インターネット通販大手の「Amazon.com」「Alibaba.com」などのECサイトでもアプリオリ法が使われている。「Bing」「Google」などの検索エンジンでは、語句同士の関連性を基にユーザーが検索したい内容を予測するのにも使われている。
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機械学習を始めるなら知っておきたいアルゴリズム5選
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