結局、人工知能(AI)技術は何を可能にするのか?上手にAIと付き合うには

職場へのAI技術の導入に失敗しないためには、現在のAIが可能なことと不可能なことを把握しなければならない。本稿ではAI技術の得意分野と、AI技術を利用した最新ソフトウェアについてまとめる。

2019年03月06日 05時00分 公開
[David PeterssonTechTarget]

関連キーワード

機械学習 | 技術解説


photo

 生活の中に人工知能(AI)技術が寄り添う場面がますます増えている。信じられないなら、Amazonの「Alexa」に聞いてみるとよい。

 人間や機械が生み出す大量のデータは、AIシステムの優れたトレーニングツールになる。未熟なAIシステムは、トレーニングによって一流のパターン検出システムへと変わる。現状のAI技術では、次のようなことが可能になる。

  • 顔の認識
  • 物体の認識
  • 悪意のある行動の認識
  • 言語パターンの認識と翻訳での使用
  • 画像の操作

 今後AI技術は、これまで人間がしてきたことをさらに多くできるようになる。

 ただしビジネスへのAI技術の導入を考えている最高情報責任者(CIO)やビジネスリーダーは、AI技術が可能にすることとそうでないことを理解する必要がある。理解が足りないと、非現実的な期待を抱き、検討不足の目標に時間と予算を浪費することになる。本来なら膨大な労力を必要とするタスクを自動化する機会も逃すだろう。

 本稿では、AI技術が役立つ業務分野を確認しながら、AI技術のビジネス活用について考える。企業の業務課題を解決するAIソフトウェアの例も幾つか紹介する。

AI技術が役立つ分野:統計や予測

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news178.jpg

Androidの偽アプリを使った新たな広告詐欺、広告主にもユーザーにも大迷惑な手口とは?
疑いを持たないユーザーと広告ネットワークを巧みに悪用する、高度に組織化された広告詐...

news047.jpg

在任期間は短くても将来は明るい? データが示すCMO職のさらなる出世の可能性
CMOの約3分の2はポジションを離れた後、社内で昇進するか、他のブランドで同等またはより...