「Kubernetes」か「Mesos」か【中編】
「Kubernetes」で複数のコンテナを管理するには?
コンテナエコシステムにおいて「Kubernetes」は中心的な存在だ。さまざまな周辺ツールが存在する中で、複数のコンテナを連携させる際、Kubernetesをどのツールと併用すればよいのだろうか。
複数のコンテナを連携させながら運用する方法は主に2つ存在する。1つ目は前編「コンテナ連携ツール『Mesos』とは? 『Kubernetes』との違いは」で紹介した、リソース管理ツール「Apache Mesos」(以下、Mesos)と、コンテナの運用管理を自動化するコンテナオーケストレーションツール「Marathon」を組み合わせる方法。2つ目はコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」を利用する方法だ。
以下では、Kubernetesのフェデレーション(コンテナ連携)機能を利用した、複数のコンテナを連携させて運用する方法を解説する。
Kubernetesの特徴
Kubernetesは、物理サーバや仮想マシン(VM)など、どのサーバでコンテナを配備するかを指定できる。Kubernetesで管理する各サーバには主従関係が存在する。そのうち主となる「マスター」がコンテナの配備など全体に対する操作を実行し、「ノード」に個々のコンテナを配備して実行する仕組みだ。マスターとノード間の命令やフィードバックはKubernetesの管理機能を通じてやりとりされる。
2020年1月時点では、Kubernetesのフェデレーション機能の最新バージョンは2.0だ。このフェデレーション機能を使用している商用Kubernetesディストリビューションの一例としては、Red Hatの「OpenShift」がある。
複数のクラスタをKubernetesで管理するための補助ツールは複数存在する。こうしたツールの例にはNetAppの「NetApp Kubernetes Service」、Rancher Labsの「Rancher」、Juniper Networkの「Juke」(HTBASEから買収)などがある。他にも「Istio」などのサービスメッシュ(データ共有の方法を定義する仕組み)構築ツールを使うことで、連携するコンテナ同士の負荷分散機能を追加できる。
このように、Kubernetesの管理機能を拡大するツールを使うことで、コンテナを配備するサーバを冗長化することが可能だ。Mesosによるコンテナ連携とは異なり、Kubernetesによる方法ではサーバ間に明確な主従関係が存在する点が特徴だと言える。
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「Kubernetes」か「Mesos」か
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