マルチクラウドにおけるKubernetesの運用を簡素化する主要な「Kubernetes管理ツール」を紹介。Kubernetesが今後どのような方向性で進化するのかについても考察する。
前編「Kubernetes管理ツール『NKS』『Cloudify』『Terraform』『Rancher』を比べた」では、コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」の運用管理を効率化する主要な「Kubernetes管理ツール」を取り上げた。紹介したのは「NetApp Kubernetes Service」(NKS)と「Cloudify」「Terraform」「Rancher」の4つだ。後編ではさらに3つのKubernetes管理ツールと、Kubernetesの今後の進化に影響を与える要素について紹介する。
Platform9 Systemsが提供するマネージドKubernetes(Kubernetesの機能をマネージドサービスとして提供するサービス)「Platform9 Managed Kubernetes」(以下、PMK)は、ハイブリッドクラウドとマルチクラウドにおけるKubernetes環境を統合的に管理する機能を持つ。Kubernetesの稼働インフラとして、主要なパブリッククラウドだけでなく、オンプレミスも選択できる。
PMKは、ほとんど全てのKubernetes環境を中央の管理コンソールによって管理できる。仮想マシン(VM)やコンテナ、サーバレスアプリケーションをデプロイ(配備)できるなど、幅広い機能を持った管理ツールだ。PMKのKubernetes管理機能が、オープンソースソフトウェア(OSS)のコンテナ管理ツール「Rancher」に匹敵すると見なす専門家は少なくない。
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クラウドファーストの流れが加速する中、無計画に構築されたハイブリッドクラウドの弊害が多くの企業を悩ませている。ITオペレーションの最適化を図るためには、次世代のハイブリッドクラウドへのモダン化を進めることが有効だ。
ワークロードを最適な環境に配置できる手法として注目され、多くの企業が採用しているハイブリッドクラウド。しかし、パフォーマンス、法令順守、コストなどが課題となり、ハイブリッドクラウド環境の最適化を難しくしている。
システム基盤をオンプレミスで運用するか、データセンターやクラウドで運用するかは、業種によって大きく異なる。調査結果を基に、活用の実態を探るとともに、最適なクラウドサービスを考察する。
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