クラウドベンダーが提供するマネージドKubernetesをマルチクラウド環境に導入する場合、幾つか問題が生じる。マネージドKubernetesのメリットを生かせるかどうかを確認したければ、本稿で紹介する3つのステップに従うとよい。
パブリッククラウドベンダーが提供するマネージドKubernetesでは、回復力(レジリエンス)と可用性の高いKubernetes管理基盤を利用できる。このような管理基盤は、クラウドベンダー各社のネイティブ機能に加え、オンプレミスのKubernetes導入機能を含む。ただし異なるクラウドベンダーのサービスを一緒に管理できるとは限らない。統合できるとしても、少なくとも簡単ではないし、適切でもない。
1社のクラウドベンダーを利用していて、全てのオーケストレーション操作をそのベンダーが提供するクラウドで実施する場合は、マネージドKubernetesサービスを利用するのが最適だ。こうしたマネージドサービスには、Amazon Web Services(AWS)の「Amazon Elastic Container Service for Kubernetes」(Amazon EKS)、Microsoftの「Azure Kubernetes Service」(AKS)、Google Cloudの「Google Kubernetes Engine」(GKE)などがある。自社で運用するアプリケーションに関して、クラウド運用に関する例外が多く存在するほど、単一のマネージドKubernetesが適している可能性は低くなる。
複数のクラウドベンダーを利用することを選んだ企業は、マルチクラウド環境におけるコンテナのオーケストレーション操作を統合して管理することが困難になると身構えておく必要がある。
クラウドの導入に際して、マネージドKubernetesのメリットとデメリットを評価する場合は、以下に紹介する3つのステップに従うとよい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...