調査で判明 テレワークの実態【前編】

「在宅勤務」に快適さを感じる“本当の理由”

在宅勤務などのテレワークが「予想以上にうまくいった」と考える企業では、どのような効果が見られたのか。従来のオフィスが抱える課題とは。アナリストが解説する。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束しても、企業は在宅勤務などのテレワークを推進する姿勢を変えない可能性がある。その理由として挙げられるのは、テレワークによる生産性の向上だ。企業と直接雇用契約を結ばない労働者であるフリーランスと、企業とのマッチングサービスを提供するUpwork Globalが実施した調査で、テレワークが生産性を向上させている実態が判明した。

 Upworkの調査は、米国の人事部門や経営幹部1500人を対象に実施した。テレワークはこのまま定着するというのが、同社の結論だ。同社は調査報告書「The Future of Work」の中でこの調査結果を取り上げ、オフィスでの労働からテレワークへの移行が今後も続く理由を掘り下げている。

 今回の調査結果を基にしたUpworkの推計によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)前にテレワークをしていたのは、米国内の就労者の13.2%だった。本稿は、報告書を執筆した同社チーフエコノミストのアダム・オジメック氏に、テレワークが定着しつつある理由と今後の動向を詳しく聞く。

「オフィス勤務の無駄」が在宅勤務で顕在化

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Patrick Thibodeau
Patrick Thibodeau

人材管理とERP(統合業務)パッケージの分野を主に取材している。20年以上、企業IT分野の記者として活躍し、IT専門メディア「Computerworld」「InformationWeek」の他、雑誌『Federal Computer Week』(FCW)に記事を掲載。American Society of Business Publication Editors(ASBPE:米国ビジネス出版編集者協会)から全米ジャーナリズム賞を複数回受賞している。

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