「脱クラウド」の要否【後編】

「脱クラウド」「オンプレミス回帰」で見落としてはいけない“2大コスト”

コスト削減が「脱クラウド」の主な理由ではなくても、脱クラウドによるコストの変化を把握することは重要だ。当然ながら脱クラウドの作業そのものにも、それなりのコストがかかる。どのようなコストが発生するのか。

 コンサルティング会社Amalgam InsightsのCEO(最高経営責任者)を務めるヒョン・パク氏によると、いったんクラウドサービスに移行させたシステムをオンプレミスのインフラへと回帰させる「脱クラウド」を実行した企業のうち、コストだけを脱クラウドの理由として挙げる企業はあまりない。ただし「数年にわたって年間数百万ドルのコストを削減できるとしたら、話は別だ」とパク氏は話す。コストを計算する際は、技術管理、ネットワーク、システムの可用性、セキュリティ、ハードウェアのリプレースなどに関するコストをそれぞれ考慮する必要がある。

 脱クラウドによるコスト削減効果を適切に見積もるためには、脱クラウド自体にかかるコストも把握することが不可欠だ。どのようなコストが発生するのだろうか。

脱クラウドのコスト1.データの「エグレス」やハードウェアのコスト

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