メールを守る主要技術【前編】

いまさら聞けない「PGP」「S/MIME」の基礎 メール暗号化の主要技術

メールで送信する情報を保護する手段が「メール暗号化」だ。具体的にどのようなメール暗号化技術が存在し、どのようなメリットがあるのか。主要技術「PGP」「S/MIME」の基礎を説明する。

 メールを送るのは、はがきを送るようなものだ。内容を隠さずに送れば、どちらも関わる全ての人やシステムが、書かれている内容を見たり、写し取ったりできる可能性がある。内容が興味深いものや重要なものでなければ問題になりにくい。ただし銀行口座の詳細、パスワード、顧客データといった機密データが含まれていれば、大きな問題になる。

 機密データを含むメールの送信を完全にブロックしようとしても、うまくいかない場合がある。企業によっては業務の一環として、メールで機密データを送信しなければならない場合があるためだ。機密情報をメールで送る必要があるのであれば「メール暗号化」を利用するとよい。

「PGP」と「S/MIME」とは

 メール暗号化を実現するセキュリティプロトコルは幾つかある。メールを暗号化して保護するには「PGP」(プリティグッドプライバシー)や「S/MIME」(セキュア/多目的インターネットメール拡張)といったセキュリティプロトコルが有効だ。

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