モバイルアプリ開発環境の選び方【後編】
モバイルアプリ開発者が選ぶべきプログラミング言語とテストツールは?
モバイルアプリケーション開発はさまざまな要件が絡み合う。開発で使用するプログラミング言語とテストツールを選ぶ際に役立つヒントを解説する。
モバイルアプリケーション開発で利用するプログラミング言語やツールは、開発プロジェクトの要件に応じて適切なものを選ぶ必要がある。前編「Androidアプリ、iOSアプリ、ハイブリッドアプリ開発に使える主な言語とツールまとめ」に続き、後編はモバイルアプリケーション開発に利用するプログラミング言語の選び方を紹介する。
併せて読みたいお薦め記事
モバイルアプリケーション開発環境の選び方
開発言語選びのヒント
プロジェクトのステークホルダーが、「Android」「iOS」両方で利用でき、さらにWebブラウザでも動くアプリケーションを要求する場合がある。開発チームのプログラマーにはプログラミング言語によって得手不得手があるだろう。予算の都合でフリーのオープンソース開発ツールしか使えない場合は、使用できるプログラミング言語の幅が狭まる。
これだけある、モバイルアプリケーション開発に使えるプログラミング言語
モバイルアプリケーション開発に使用されている一般的なプログラミング言語およびマークアップ言語は以下の通りだ。
- Java
- C#
- C++
- C
- Kotlin
- Swift
- Objective-C
- Python
- JavaScript
- HTML5
- XML
充実するモバイルアプリケーション向けテストツール
効果的なモバイルアプリケーションのテストは、動作条件やデバイス、OSといったさまざまな要素を考慮することが必要だ。Webページでのアプリケーションの動作も確認しなければならない場合もある。適切な条件で適切なモバイルアプリケーションテストツールを使用することは、アプリケーション品質向上に役立つ。
Webアプリケーションテストツール
Webアプリケーションテストツール「Selenium」をベースにした「Sauce Labs」と「BrowserStack」は、Webアプリケーションの自動テスト機能を提供する。どちらも複数のWebブラウザおよびモバイルデバイスでのテストを実行できる他、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)の評価、スクリーンショットの生成なども可能だ。
Sauce LabsとBrowserStackのどちらを使用するか選ぶ際は、両者のテスト対象、機能、ユーザビリティを比較しよう。Sauce LabsはCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツールと直接連携できる一方で、BrowserStackの方が使い方や導入が簡単だという意見もある。
クラウドサービスのモバイルアプリケーションテストツール
主要クラウドベンダーは、各社のデータセンターでモバイルデバイスの実機を稼働させ、テスト用に利用可能にしたサービスを提供している。例としてAmazon Web Services(AWS)の「AWS Device Farm」、Microsoftの「Visual Studio App Center」、Googleの「Firebase Test Lab」がある。こうしたクラウドサービスのモバイルアプリケーションテストツールの利点は、物理的なテスト用デバイスを用意せずに、モバイルデバイスやWebブラウザでのテストができることだ。
エミュレーター
多様なオプションをそろえたモバイルアプリケーション用テスト環境を用意するには、コストが掛かる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の影響で在宅勤務などのテレワークが拡大している現在、物理的なテスト環境に出向くことが難しい場合もある。そこで視野に入るのが、テスト環境を使わずに、エミュレーターを使ってモバイルアプリケーションをテストする方法だ。「BlueStacks」「NoxPlayer」「MEmu」などのエミュレーターが、品質保証チームの予算とツール要件に適合する場合もあるだろう。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[オーティファイ株式会社] AIでコーディングは加速したのにテストはそのまま? いまQAに必要な進化とは -
事例
[オーティファイ株式会社] QAで開発サイクルを遅延させない 8社の事例に学ぶ「テスト工程」の課題解決策 -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「AIっぽい広告」の山に埋もれさせない AIマーケで着実に成果をだす秘訣とは? -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「広告投資」調査レポート2026:勝ち組企業は何に投資しているのか? -
製品資料
[株式会社Helpfeel] 「問い合わせの渋滞」を解消、情シスの負担を軽減する“次世代型AI”活用方法
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
2
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
3
AI全部入り「Microsoft 365 E7」に企業が二の足を踏む訳 移行意向はわずか4%
-
4
9割が頓挫する「AI内製化」 差がついたのはツールより設計力
-
5
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
6
「IBM i(AS/400)はクローズドなシステム」という誤解 DXに寄与する一歩
-
7
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
8
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
9
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
10
AIエージェントが自社を襲う 人間より危険な「非人間ID」の盲点
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
4
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
5
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
9
少額減価償却資産が40万円未満へ拡大、令和8年度税制改正で押さえるべき変更点
-
10
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー