ムダな自動化を回避

なぜ業務を自動化しても業務が効率化しないのか

最新のツールを活用すれば業務の自動化は実現する。だがそれが業務の改善や効率化に直結するとは限らない。自動化しても業務が改善しないのは、重要なステップを見落としたからだ。

 プログラミング言語を知らなくても、最新のツールがあれば自社のプロセスを自動化できる。この自動化を業務の最前線に委ねるのは優れた考え方だ。業務を自動化するのに適しているのは、その業務を担う部門や人々だからだ。だが、業務を自動化する前に一つ重要なステップがある。このステップは見過ごされることが多い。それは、業務の流れを最適化することだ。本稿は、それが何を意味するかを検討する。

 VSM(Value Stream Mapping)という手法は製造業をルーツとし、トヨタ生産方式(1993年)で用いられていた。製造業では、VSMは工場のある部分から次の部分への「物と情報の流れ図」として使われる。

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