オンプレ&クラウドHPC【後編】

クラウドHPCに移行せざるを得なかった悲しい理由

オーストラリアのChildren's Cancer Instituteは当初オンプレミスでHPCを構築したがクラウドベースのHPCに移行することにした。だが他にも、一般企業でもあり得る課題を抱えていた。

 前編(アストラゼネカとマクラーレンがオンプレミスHPCを使い続ける理由)では、オンプレミスのHPCを選んだAstraZenecaとMcLaren Racingの事例を紹介した。

 後編では、オンプレミスからクラウドベースのHPCに移行した事例を紹介する。

オンプレミスからクラウドベースのHPCへ

 CIO(最高情報責任者)の多くは、オンプレミスHPCに満足している。だが、必ずしも全てが満足しているわけではない。

 オーストラリアのChildren's Cancer Instituteのエレイン・ニーソン氏(CIO)は、同研究所が生物数学者を採用した当時を振り返り、次のように話す。その生物学者はHPCを利用する必要があった。そこでニーソン氏が率いるチームはDell TechnologiesのHPCをオンプレミスで構築することに決めた。

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