TechTarget発 世界のITニュース
Acerへのランサムウェア攻撃をダークWebで暴露 “身代金5000万ドル”は本当か
台湾のPCベンダーAcerがランサムウェアに感染した疑いがある。同社は「異常な状況を観察し、関連する法執行機関に報告した」ことを認めた。
ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)のハッカー集団REvil(別名Sodinokibi)は、台湾のPCベンダーAcerに対するサイバー攻撃の証拠をダークWebで公開した。
REvilはダークWebのサイト「HappyBlog」の2021年3月18日付の投稿で、Acerへのサイバー攻撃に触れた。米TechTargetの情報セキュリティ取材班はこの投稿を独自に閲覧し、Acerのものとみられる膨大な財務情報が含まれていることを確認した。
Acerが認めた事実と、“身代金5000万ドル”の根拠
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サイバー攻撃の脅威について詳しくは
ただしREvilの攻撃によってAcerのITシステムがランサムウェアに感染したのか、機密情報が盗まれただけなのかは投稿からは明確にならなかった。
TechTargetの取材班はAcerに連絡をしてサイバー攻撃の疑いについてコメントを求めた。同社から次のような回答が届いた。
「Acerは自社のITシステムを定期的に監視しており、ほとんどのサイバー攻撃を十分に防御している。当社のような企業は常に攻撃を受けている。最近観察した異常な状況については、各国の法執行機関やデータ保護の関係当局に報告した」
Acerの回答はさらに次のように続いた。「当社は事業継続と信頼性向上のために、情報セキュリティ体制を継続的に強化している。他の企業や組織にも、情報セキュリティのベストプラクティスを実践し、ネットワークの異常に注意することを推奨している」
一方でTechTarget傘下にあるフランスのメディア企業LeMagITは、マルウェア分析ツール「Hatching Triage」で、REvilによるランサムウェアのサンプルを発見した。サンプルには、暗号通貨「Monero」(通貨コード「XMR」)で、約5000万ドルに相当する身代金を要求するメッセージへのリンクが含まれていた。
身代金を要求するこのメッセージへのリンクをTechTargetの取材班が確認したところ、攻撃者と無記名の被害者を代行する“交渉人”との間の、チャット機能を介した対話も見つかった。攻撃者はAcerからデータを窃取した証拠として、財務情報を公開したHappy Blogの投稿へのリンクを貼り付けていた。
チャット内容を見ると、交渉人は要求金額の高額さに驚いたようだ。攻撃者に対し金額を下げさせようとするメッセージがあったが、攻撃者はそれに応じず、交渉をすぐに中断した。
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