ランサムウェアの新種「DearCry」が「Exchange Server」を脅かす 被害状況は?TechTarget発 世界のITニュース

2021年3月に新種のランサムウェア「DearCry」による被害が確認された。被害の報告は米国やオーストラリアなど広範囲にわたっている。感染が確認された直後の動きを追った。

2021年04月28日 05時00分 公開
[Alexander CulafiTechTarget]

 ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)といえば「WannaCry」が広く知られている。これに類似した「DearCry」と呼ばれるランサムウェアが登場した。

 新種のランサムウェアである「Ransom:Win32/DoejoCrypt.A」、通称DearCryは、Microsoftのオンプレミス版メールサーバ「Exchange Server」の複数の「ゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性」(注)を介して感染が広がった。中国のハッカー集団を含め、さまざまな攻撃者がDearCryによる攻撃を実行したとみられる。

※注:ゼロデイ脆弱性は、ベンダーからセキュリティ更新プログラムが提供される前の脆弱性。

欧州でも感染報告、広がる脅威

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