ランサムウェアの新種「DearCry」が「Exchange Server」を脅かす 被害状況は?TechTarget発 世界のITニュース

2021年3月に新種のランサムウェア「DearCry」による被害が確認された。被害の報告は米国やオーストラリアなど広範囲にわたっている。感染が確認された直後の動きを追った。

2021年04月28日 05時00分 公開
[Alexander CulafiTechTarget]

 ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)といえば「WannaCry」が広く知られている。これに類似した「DearCry」と呼ばれるランサムウェアが登場した。

 新種のランサムウェアである「Ransom:Win32/DoejoCrypt.A」、通称DearCryは、Microsoftのオンプレミス版メールサーバ「Exchange Server」の複数の「ゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性」(注)を介して感染が広がった。中国のハッカー集団を含め、さまざまな攻撃者がDearCryによる攻撃を実行したとみられる。

※注:ゼロデイ脆弱性は、ベンダーからセキュリティ更新プログラムが提供される前の脆弱性。

欧州でも感染報告、広がる脅威

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...