「コンパイル言語」と「インタープリタ言語」の違い【前編】
いまさら聞けない「コンパイル言語」の基礎 メリットとデメリットは?
プログラミング言語を「コンパイル言語」「インタープリタ言語」に分けて整理することがある。両者は何が違うのか。まずはコンパイル言語の特徴やメリット、デメリットを説明する。
「コンパイル」は、プログラムのもととなるソースコードをプログラムに変換する処理のことだ。プログラムを実行するために、事前のコンパイルを必要とするプログラミング言語を「コンパイル言語」と呼ぶ。コンパイルをせず、ソースコードを逐次解釈しながら実行するプログラミング言語を「インタープリタ言語」という。
具体的なプログラミング言語を挙げながら、それぞれの特徴を解説しよう。
コンパイル言語の基礎知識 具体例とメリット、デメリット
代表的なコンパイル言語には「Rust」「Go」「C++」などがある。前述の通りコンパイル言語では、開発者はあらかじめコンパイルして実行可能なプログラムを生成する。そのためソースコードを逐次解釈するインタープリタ言語のプログラムよりも実行速度が速くなる傾向にある。
この特徴は、独立性の高い小規模なサービス(マイクロサービス)を組み合わせる「マイクロサービスアーキテクチャ」に基づいたアプリケーションを、コンパイル言語で開発することにメリットをもたらす。CPUのクロック周波数に応じて料金が変動するクラウドサービスにマイクロサービスアーキテクチャのアプリケーションを構築する場合、より短時間で多くの演算を実行できる方がコストを抑えやすいためだ。コンテナ管理ツール「Docker」の中核要素がGoプログラムであることも不思議ではない。
コンパイル言語では、稼働対象のOSごとにコンパイルが発生する。コンパイルは、ソースコードを特定のOS用の機械語に変換するためだ。例えばx86ベースの「Windows」マシン向けのC++プログラムを、x64ベースの「Linux」マシンにインストールすることはできない。
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