前編「プログラミングを対話型で学べるWebサイト『Educative』はなぜ生まれたのか」では、プログラミング言語学習のためのWebサイト「Educative」の開発者ファヒム・ウルハク氏に、同サイトが生まれたきっかけや、他の対話型学習ツールとの違いを聞いた。後編では、ウルハク氏がEducativeの開発を通じて感じた対話型学習ツールの課題や、今後の展望について紹介する。
―― 新しいプログラミング言語の習得プロセスを改善するためのトレーニングプログラム開発について、学んだことは何ですか。
ウルハク氏 「開発者がプログラミング言語を習得するための万能な解決策は存在しない」ということです。
より良い解決策を考えることは2つのレベルに分けられます。1つ目のレベルは明白です。それは「さまざまな学習方法を可能にすること」です。例えば動画によるプログラミング言語の習得に対して、不満を感じる人は非常に多いでしょう。こうした動画素材は、学習者が同じ順序、同じペースで学習を進めることを前提としています。学習者によっては動画を巻き戻しないし早送りして、パートを見直したり流し見したりする必要があり、非常に面倒だと感じるのです。Educativeはこの点にうまく対処しています。
2つ目のレベルについてはEducativeでも難儀しています。それは「さまざまな難易度のプログラミング問題が必要だ」ということです。習得が非常に早い学習者にとって、Educativeが提供する練習問題は簡単過ぎるでしょう。学習者個人に合ったペースで学習を進められるように、今後アダプティブラーニング(適応型学習)の提供を計画しています。具体的には学習者が練習問題に解答したら、その結果に応じて提示する問題のレベルを調整するといった方法があります。
―― 開発者が新しいプログラミング言語の習得時に直面する、大きな障害は何ですか。
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