サーバ仮想化の10個のデメリットとその解決方法【後編】
サーバ仮想化の導入を阻む「リソース競合」「アプリパフォーマンス低下」問題
サーバ仮想化製品を導入することでアプリケーションの処理速度が低下したり、予想よりも多額の管理コストがかかったり可能性がある。こうした問題を防ぐための方法とは。
自社のデータセンターにサーバ仮想化製品を導入することで、企業はハードウェアを削減しやすくなったり、新しいアプリケーションを導入しやすくなったりする効果が得られる。ただしサーバ仮想化製品には、問題を起こす可能性がある幾つかのデメリットがある。中編「『仮想マシンの構築が簡単過ぎる』ことがもたらす深刻な問題とは?」に続き、本稿はサーバ仮想化製品のデメリットを説明する。
デメリット7.リソースの競合
管理者は仮想マシンごとにCPUやメモリといったリソースの割り当てを調整できる。1つの仮想マシンに過剰な負荷がかかると、同じ物理サーバで実行中の他の仮想マシンの処理速度や応答速度といったパフォーマンスに影響することがある。リソース割り当ての競合で繰り返し問題が発生する場合、ハードウェアのスペックを見直す必要がある。
デメリット8.アプリケーションのパフォーマンス低下
十分なリソースがあっても、一部のアプリケーションは仮想マシンで稼働すると、専用の物理サーバで稼働していたときと比べて、パフォーマンスが低下してしまうことがある。これはサーバ仮想化製品を動かすサーバやネットワーク機器が最新のものでない場合によく生じる問題だ。物理サーバがハイパーバイザーの動作条件を完全に満たさない場合にも生じることがある。
デメリット9.新たなソフトウェアレイヤーの追加による影響
企業がサーバ仮想化製品を導入するには、一般的には仮想マシンを稼働させるためのハイパーバイザーを物理サーバに導入する必要がある。仮想マシンがホストするアプリケーションと、アプリケーションが必要とするハードウェアの間に、新たなソフトウェアのレイヤーが加わることになる。
ハイパーバイザーはアプリケーションのパフォーマンスに影響する。定期的な更新が必要なドライバを追加でインストールしなければならない場合もある。
デメリット10.教育とトレーニングの負担
サーバ仮想化製品の導入には、それを管理するためのプロセスや手法、ツールが必要になる。企業はサーバ仮想化製品と仮想マシンの管理に必要な新しいツールの使用に関するトレーニングを、IT担当者に対して実施しなければならないこともある。サーバ仮想化製品に関する教育のための時間とコストは、忘れずに予算に組み込む必要がある。
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