「コンテナ」はアプリケーション開発に限らず、インフラ運用の技術としても関心が高まりつつあります。コンテナを理解するには、仮想マシンとの違いを整理することが重要です。何が違うのでしょうか。
複数のクラウドやオンプレミスなど、異なる環境で迅速にアプリケーションを実行するための技術として、「コンテナ」の利用が広がっています。コンテナ管理ツールの「Docker」に加え、「Kubernetes」のようなコンテナオーケストレーションツールが利用できるようになり、開発者に限らずITインフラ運用者の間でもコンテナへの注目度が高まっています。本連載はコンテナやコンテナネットワークの基礎知識など、コンテナをITインフラ運用に用いる場合に知っておくべきポイントを解説します。
コンテナは仮想化技術の一つであり、単一のOSで複数のアプリケーションをそれぞれ隔離された状態で実行可能にします。コンテナを利用せず通常のOSで複数のアプリケーションを実行すると、そのOSが稼働するサーバ、そのサーバが利用するストレージ、ネットワークなどのリソースはアプリケーション間で共有されます。これに対し、コンテナでは各コンテナが個別に割り当てられたストレージやネットワークを持ち、他のコンテナから隔離された状態でアプリケーションを実行できます。
コンテナの役割は、隔離されたアプリケーション実行環境を用意することです。その点で、広く普及している仮想マシン(VM)と類似しています。ただしVMはハイパーバイザーなどの仮想化ソフトウェアによってハードウェアを抽象化し、単一のハードウェアで複数のOSが起動することを実現する技術であり、仕組みはコンテナと異なります(図1)。まずはVMと比較することで、コンテナの特徴を考えてみましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
多店舗展開を行う企業では、ネットワークの構成や運用ルールが店舗ごとに異なるケースが多く、管理の煩雑さや故障発生時の対応遅延などの課題を抱えがちだ。このような課題の解決策を、5つの事例から探る。
「出社しているのに業務クラウドに接続できず打刻ができない」「オンライン会議が落ちてしまう」など、インターネット回線に関するトラブルは今も後を絶たない。そこで注目したいのが、法人向けに設計された高速インターネットサービスだ。
建設現場では、データの大容量化に伴う通信回線の逼迫が業務の障壁となるケースが増えている。本資料では、ネットワークの再構築により通信環境を最適化し、意思決定の迅速化や安全対策の高度化を実現した企業の事例を紹介する。
セキュリティ対策に不可欠なWindows Updateだが、複数店舗・拠点を構える企業では回線が逼迫する要因であり、業務の停滞につながる大きな問題だ。あるアパレル小売チェーンの事例から、ネットワークの抜本的な改善策を紹介したい。
Wi-Fi環境は、業務の効率化や柔軟な働き方を支える重要な存在だ。しかし、従来の固定回線型Wi-Fiには、工事の手間や設置の制約といった課題がつきまとう。そこで注目したいのが、工事不要で導入できるWi-Fi製品だ。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...