VMwareは「コンテナ」市場で存在感を示すために何をしているのかVMwareのコンテナ市場での戦い【中編】

コンテナ型仮想化技術の人気上昇を受け、VMwareが戦略を転換しつつある。市場で優位に立っているRed HatやDockerに対抗するため、VMwareはどのようなアプローチを取るのか。

2020年03月25日 05時00分 公開
[Paul KorzeniowskiTechTarget]

 サーバ仮想化製品の大手ベンダーであるVMwareは、アプリケーションの実行環境を仮想化する「コンテナ」市場への参入に後れを取っている。調査会社IHS Markitの発表によると、2019年第1四半期(1〜3月)におけるコンテナ型仮想化技術の市場シェアはRed Hat(2019年7月にIBMが買収完了)が44%、Dockerが23%、VMwareは6%となった。

 VMwareはそれまでのサーバ仮想化中心の戦略を転換した。仮想マシン(VM)を使わずコンテナとマイクロサービス(アプリケーションの構成要素となる小規模なサービス)を採用したり、両方の技術を採用してVMでコンテナを実行したりといったように、今後さまざまな形でアプリケーション開発と管理におけるコンテナ関連技術が台頭するだろう。VMwareとしては市場から取り残されるよりも地位を強化し、コンテナ関連技術を取り入れる方が得策だった。

 コンテナはアプリケーション開発手法と密接に関係しており、開発者主導のオープンソースソフトウェア開発も盛んなことから、開発者コミュニティーが影響力を持っている。「VMwareはこれまでITインフラ管理製品/サービスを中心にビジネスを展開してきたものの、開発者コミュニティーでは強い存在感を示せていなかった」。調査会社IDCでソフトウェア定義コンピューティング担当リサーチディレクターを務めるゲーリー・チェン氏はそう語る。

VMwareの戦略転換

ITmedia マーケティング新着記事

news035.jpg

低迷するナイキやアディダスを猛追する「HOKA」の “破壊的”ブランディングとは?
ランナーの間で好感度が低迷しているNikeに対し、ディスラプター(破壊的企業)として取...

news051.jpg

新紙幣の発行、3社に1社が日本経済に「プラスの影響」と回答――帝国データバンク調査
20年ぶりの新紙幣発行は日本経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。帝国データバン...

news196.png

WPPとIBMが生成AIを活用したB2Bマーケティング領域で連携
IBMのビジネス向けAIおよびデータプラットフォームである「watsonx」の機能を「WPP Open...