サーバハードウェア比較 ラック、ブレード、メインフレーム、HCIの違いは?自社に適したハードウェアはどれか

本稿では、ラック、ブレード、メインフレーム、HCIといった各タイプのサーバの構造と、その長所と短所を解説する。どの種類のサーバが自社のデータセンターに適しているか、考えるヒントにしてほしい。

2019年01月21日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
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 サーバは、アプリケーションのホスト、ファイルの管理、メールの処理、メディアのストリーミング、分析などの機能がある。企業はサーバがもたらす処理能力と用途の幅広さから恩恵を得られる。しかしサーバにどのようなハードウェアを使うべきかを判断するのは難しい。

 現在のサーバは、主に標準サイズのコンピュータであるラック、薄型のコンポーネントを組み合わせて使用するブレード、大型のメインフレームの3形態で提供される。大半のIT部門は、ラックサーバかブレードサーバを利用して自社のサーバ要件を満たしている。メインフレームでワークロードを処理するIT部門も存在するが、その数はラックサーバやブレードサーバには到底及ばない。

 ラック、ブレード、メインフレームの各サーバにはそれぞれ長所と短所がある。サーバの購入を検討している企業は、購入する製品を決める前に、こうしたさまざまな種類のサーバハードウェアを慎重に検討する必要がある。ただし、どれか1種類に絞る必要はない。企業は予算と設置面積の制約に目を向けながら、自社がサポートするワークロードに適したサーバを選ぶことができる。

基本的なサーバの構造

 サーバとは、さまざまなワークロードに処理能力とメモリリソースを提供するコンピュータの種類を表す。

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