2020年07月20日 05時00分 公開
特集/連載

「VM」「コンテナ」「サーバレス」の違い アプリ実行に最適な技術は?それぞれのメリットとデメリットを解説

アプリケーションを稼働させるITインフラの自由度を高める技術に「仮想マシン」「コンテナ」「サーバレスコンピューティング」がある。どの技術を選ぶべきなのだろうか。

[Paul Korzeniowski,TechTarget]

 アプリケーションの構造は、それを実行する物理サーバやOSなどのITインフラに依存する。ベンダー各社は何年もの間、そうした依存関係を少なくして、アプリケーションの構造を単純化しようとしてきた。「仮想マシン」(VM)や「コンテナ」「サーバレスコンピューティング」はそれぞれ異なる技術だが、アプリケーションとITインフラの結び付きを弱める効果を持つ点は共通する。いずれもアプリケーションを稼働させるITインフラを変更しやすくする半面、IT担当者にアプリケーション管理に関する課題をもたらす。

仮想マシン

 調査会社Gartnerのサンフランシスコ地域担当副社長兼アナリスト、アルン・チャンドラセカラン氏は「VMは物理サーバが持つ機能を抽象化してアプリケーションを稼働させるための、仮想的な専用ハードウェアだ」と解説する。VMを使うと、CPUやメモリ、ストレージといったリソースの利用効率が劇的に向上する。組織はVMを利用することで、1つのアプリケーションに1台の物理サーバを割り当てるのではなく、1つの物理サーバを使って複数のアプリケーションを運用できるようになる。

 VMには限界がある。VMはゲストOSと結び付いている。「Windows」をゲストOSにしたVMで稼働するアプリケーションを、「Linux」で実行することはできない。その逆も不可能だ。

コンテナ

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