「クラウドファースト」を具現化するウェザーニューズ【第3回】

ウェザーニューズが実践 「AWS」を安心して安く使う工夫とは?

ウェザーニューズは「AWS」を利用し、気象データを提供する「WxTech」サービスを運用している。AWSの“ヘビーユーザー”である同社は、AWSの利用コスト抑制のために、どのような工夫を取り入れているのか。

 ウェザーニューズは、気象情報を配信する「WxTech」(ウェザーテック)サービスのシステムに、クラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)を採用した。前回「ウェザーニューズが『WxTech』のインフラに『AWS』を選んだ"あの理由"」に続く本稿では、同社がWxTechサービスの運用に利用するAWSサービスや、AWSのコストを抑制するために実践しているノウハウを紹介する。

WxTechサービスの運用にAWSの各種機能を活用

 WxTechサービスのインフラ構築に当たって、ウェザーニューズは構築・運用の手間やコストをなるべく抑えるために、ユーザー企業側でインフラの運用や監視が不要なマネージドサービスをできるだけ活用する方針を決めた。例えば外部に公開するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)の管理にはAPI管理サービスの「Amazon API Gateway」を、そのバックグラウンドで稼働する気象データ処理システムにはイベント駆動型コード実行サービスの「AWS Lambda」を、データベースにはユーザー企業側でのデータベース用サーバの管理が不要なマネージドNoSQLサービス「Amazon DynamoDB」を採用し、運用負荷を抑えた。ネットワークにもWAF(Webアプリケーションファイアウォール)サービスの「AWS WAF」や、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービスの「Amazon CloudFront」といったマネージドサービスを活用している(図)。

図版 図 WxTechのシステム構成(提供:ウェザーニューズ)《クリックで拡大》

 ウェザーニューズはWxTechサービスの機能として、人工知能(AI)技術を使って自然災害に起因する停電のリスクを予測する「停電リスク予測API」を提供している。同社はこの停電リスク予測APIの要となる予測モデルを自社開発し、仮想マシンサービスの「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)で稼働させている。

ウェザーニューズが実践 AWSコストを抑えた“あの工夫”

印刷する
SNSでシェア

「クラウドファースト」を具現化するウェザーニューズ

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー