「クラウドとオンプレミスの融合」を進めるDell【中編】
「Dell APEX Cloud Platforms」は“クラウドかオンプレか”論争の先を見据える
ハイブリッドクラウドの実現を容易にするために、Dell TechnologiesがMicrosoftやRed Hat、VMwareとの協業で提供するサービス群が「Dell APEX Cloud Platforms」だ。どのようなサービスで構成されているのか。
Dell Technologies(Dell)は同社のサーバやストレージなどのハードウェアをサブスクリプション形式で提供する製品/サービス群「Dell APEX」を提供している。Dellは2023年5月開催の年次カンファレンス「Dell Technologies World 2023」で、Dell APEXの拡充を明らかにした。その代表例が、サードパーティーベンダーとの協業で提供するサービス群「Dell APEX Cloud Platforms」だ。クラウドサービスとオンプレミスインフラとの融合を進めるという、Dell APEX Cloud Platformsの中身とは。
Dell APEX Cloud Platformsの中身をざっくり整理
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連載:「クラウドとオンプレミスの融合」を進めるDell
ハイブリッドクラウドを管理する
- Dell APEX Cloud Platform for Microsoft Azure
- オンプレミスのDell製品で、Microsoftのクラウドサービス群「Microsoft Azure」の機能を利用可能にするサービス。
- Dell APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShift
- Red HatのPaaS(Platform as a Service)構築ソフトウェア「Red Hat OpenShift」で稼働するアプリケーションを、クラウドサービスとオンプレミスインフラの双方で実行・管理可能にするサービス。
- Dell APEX Cloud Platform for VMware
- VMwareのサーバ仮想化ソフトウェア「vSphere」とサーバ管理ソフトウェア「vCenter」をDell製品で稼働させ、クラウドサービスとオンプレミスインフラで一貫した手法で管理できるようにするサービス。
Dell製品を中心としたオンプレミスインフラへのシステム集約を前提にせず、クラウドサービスとオンプレミスインフラの一貫した管理に焦点を当てたのが、Dell APEX Cloud Platformsの特徴だ。クラウドベンダーや仮想化ベンダーとのパートナーシップと共同開発を通じて、クラウドサービスとオンプレミスインフラを組み合わせる「ハイブリッドクラウド」や、複数のクラウドサービスを組み合わせる「マルチクラウド」を推進する。
ユーザー企業にとって必要なのは、インフラの種類を問わず、共通の手法で管理できるかどうかだ。Dell APEX Cloud Platformsなど、異種インフラの統合管理を可能にする製品/サービスを利用すれば、インフラ管理の一貫性を保つために、現在使用しているインフラを放棄しなくてもよくなる。
後編は、ハイブリッドクラウド推進のためにDellが提供する、その他の製品/サービスを紹介する。
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