Linuxでの「Vim」の使い方【第3回】
Vimが「やっぱり人気エディタ」だと納得できる“奥深い世界”
「Vim」は一見するととっつきにくいテキストエディタだが、使い方を知り、自分の目的に合った設定や拡張機能を追加することで、便利なツールになる。Vimを使いこなすための設定を解説する。
「Linux」の標準テキストエディタである「Vim」は、シンプルながらカスタマイズやプラグインを使って、効率的な編集やプログラミングが可能なツールに進化させることができる。以下でVimでのテキスト編集をより快適にするための設定やオプションを紹介する。
奥深いVimの世界
設定ファイルを使ったカスタマイズ
Vimのカスタマイズは「.vimrc」ファイルを通じて実施する。ドットで始まるファイル名は隠しファイルであり、通常は非表示だ。Linuxや「macOS」でドット(.)から始まるファイルを表示するには、コマンドラインインタフェースを通じてコマンドを実行する「ターミナルエミュレータ」(ターミナル)で該当のディレクトリに移動し、「ls -a」と入力する。
行番号を全てのファイルに表示するには、.vimrcファイルを作成または開き、以下の設定を入力する。.vimrcファイルでは、コメントの行頭に「"」を使う。
" Vimで開く全てのファイルに行番号を表示する
set number
エラー音を無効にするには、以下の設定を.vimrcファイル追加する。
" エラー音を無効化する
set noerrorbells
スペルチェック
併せて読みたいお薦め記事
連載:「Vim」の使い方
Linuxの使い方
Vimにはスペルチェックの機能が備わっている。Vimの標準モードである「ノーマルモード」(コマンドモード)で、以下のコマンドを入力すると、スペルミスのある単語が赤字で表示される。.vimrcファイルに「set spell」を追加すると、Vim起動時に自動でスペルチェックが有効になる。
:set spell
スペルチェックを無効にするには、次のコマンドを入力する。
:set nospell
構文チェック
.vimrcファイルを使って、言語の構文に基づいてキーワードや変数をハイライトするように設定することも可能だ。構文チェックは、VimでLinuxのシェル(コンピュータに対する命令を解釈するソフトウェア)である「Bash」用のスクリプトや、プログラミング言語「Python」でソースコードを作成する際に有効だ。これによりタイプミスや構文エラーを発見しやすくなる。Vimに構文チェックを導入していない場合は、.vimrcファイルに以下を追加することで有効化できる。
" 言語に共通する構文をチェックする
syntax on
構文チェックを無効にするには、ノーマルモードで「:syntax off」と入力する。
チュートリアルを使ってみる
Vimを最大限に活用するには、あらかじめ用意されているチュートリアルを利用するとよい。Vimのチュートリアルは、Vimの特徴や機能を実践的に説明している。チュートリアルを始めるには、ターミナルで「vimtutor」と入力する。所要時間は約30分だ。
次回は、Vimがシンプルなツールでありながら愛されている理由を紹介する。
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