毎朝の処理遅延エラーから解放

データ増でインフラ費用爆発 オンワードデジタルラボが維持費を半減させた手法

データ量増加に伴う処理遅延や維持費の高騰は、既存システムの維持費高騰や運用破綻を招く。安易なインフラ増強が許されない中、オンワードデジタルラボはどのようにして運用費用を半減させたのか。

 ビジネスの成長に伴ってデータ量が急増すると、既存アーキテクチャでは大量のデータを処理し切れなくなるケースがある。オンワードグループのデジタル事業を担うオンワードデジタルラボでは、2021年から運用する顧客データ基盤(CDP)が悲鳴を上げていた。データ量の増加によって朝9時までに必要な売り上げレポートの処理遅延や、システムエラーが頻発する状態に陥っていたのだ。データ抽出にはSQLの知識が求められるため、特定のメンバーに業務が集中する属人化も問題だった。処理能力の不足を解消するために、契約プランを変更してシステムを増強すれば、売り上げを上回るインフラ費用が発生する懸念があった。エラーの復旧作業に追われて、運用現場の手間が増大するリスクも見過ごせない。

 既存契約の更新を機に、どのような基準で新たなアーキテクチャを選定すべきか。オンワードデジタルラボは次期システムとして、高い処理性能と自由度が高い従量課金を備えるクラウドDWH(データウェアハウス)「Snowflake」を中核とし、必要な機能を組み合わせる「コンポーザブルCDP」に刷新することを決断した。

売り上げ成長を上回る「インフラ費用の爆発」というジレンマ

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