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UTMセキュリティアプライアンスに高まる期待
LANスイッチなどのネットワークインフラにセキュリティ機能が統合されたUTMセキュリティアプライアンス製品が登場し始めている。
米コンセントリーネットワークスは、セキュリティ機能を統合したLANスイッチをリリースした。このスイッチには、LAN上のすべてのユーザーとポートのセキュリティを確保するのに必要な機能が統合されている。これを皮切りに、企業がネットワーク上のすべてのユーザーに対して、その居場所にかかわらず役割ベースの管理とアプリケーションレベルの管理を行えるようにする製品が活発に登場しそうだ。
「セキュリティ機能の統合は、間違いなく大きな流れになるだろう」とカレントアナリシスのアナリスト、ジョエル・コノバー氏は見る。「実際のところ、セキュリティ機能が統合されていないネットワークインフラ製品は、3年後にはコモディティ市場に追いやられてしまうと言ってもいい」
米コンセントリーネットワークスが先ごろ、セキュリティ機能を統合したLANスイッチをリリースした。これを皮切りに、企業がネットワーク上のすべてのユーザーに対して、その居場所にかかわらず役割ベース/アプリケーションベースの管理を行えるようにする製品が活発に登場しそうだ。
コンセントリーは、独自のLANShieldシリコンアーキテクチャおよびセキュリティソフトと既製のスイッチングシリコンを組み合わせ、エンタープライズクラスのスイッチ「CS4048 LANShield Switch」を開発した。このスイッチには、LAN上のすべてのユーザーとポートのセキュリティを確保するのに必要な機能が統合されている。
LANShieldシリコンアーキテクチャは、新しいLANShield Switchと既に出荷中のLANShield Controller(旧称:セキュアLANコントローラ)で共通に採用されているため、LANShield Switchは、LANShield Controllerで提供されているセキュリティ機能をすべてサポートする。LANShieldシリコンは、128コアのプロセッサと2つのプログラマブルASICで構成されている。これらは連携して、トラフィックフローごとのパケットインスペクションとポリシー適用を10Gbpsで実行し、(1)許可されたユーザーだけにLAN接続を制限するネットワークアドミッションコントロール、(2)ユーザーのすべての行動のフルレイヤ7での可視化、(3)役割ベースのプロビジョニングにより、ユーザーがアクセスできるリソースを認可されたものだけに制限するユーザーアクセス制御、(4)ゼロアワー攻撃がネットワークの可用性を損なうのを防ぐ脅威管理――などの機能を提供する。
LANShield Switchのリリースは、セキュリティ機能が統合された製品を提供する動きの先駆けとなりそうだ。市場はこうした製品を待望している。
「セキュリティ機能の統合は、間違いなく大きな流れになるだろう」とカレントアナリシスのアナリスト、ジョエル・コノバー氏は見る。「実際のところ、セキュリティ機能が統合されていないネットワークインフラ製品は、3年後にはコモディティ市場に追いやられてしまうと言ってもいい」
コノバー氏は、現在の市販製品の中でLANShield Switchと競合するものの最たる例を説明するために、シスコがCatalyst 6500スイッチ用に提供している侵入検知機能を備えたブレードを引き合いに出した。これらにシスコのNetwork Admission Controlが組み合わされれば、コンセントリーの製品に近いソリューションになるという。しかし、このCatalyst 6500ソリューションは、複数のコンポーネントで構成されるものであり、もちろん、大型スイッチのCatalyst 6500が必要だ。これに対し、コンセントリーのネットワークエッジソリューションは洗練されており、比較的シンプルだとコノバー氏は語る。
コンセントリーと同様のアプローチを取っているライバル企業としてネビスネットワークスがある。だが、「彼らはコンセントリーよりもかなり歴史が浅い。私が見てきたところでは、彼らはまだ、コンセントリーに対抗して実績を上げるところまでいっていない」とコノバー氏は語る。
従来、コンセントリーのセキュリティ技術はLANShield Controllerで提供されてきた。LANShield Controllerは、ネットワークとリソースへのユーザーのアクセスを可視化し、制御する専用アプライアンスだ。新しいLANShield Switchでは、LANのセキュリティ確保とスイッチングが1つのプラットフォームで行われるようになっている。こうした製品を利用すれば、ネットワーク上のデバイスを減らすことができる。LANShield Switchは、スイッチを全面的にアップグレードしようとしている企業を特にターゲットとしている。
ラスベガスレビュージャーナルは、コンセントリーのLANShield Controllerのユーザーの1社だ。同社は近いうちにスイッチの大規模アップグレードを実施するにあたって、LANShield Switchへの移行を有力な選択肢の1つと考えている。このセキュアスイッチでは、ネットワークエッジでセキュリティをサポートし、ユーザーポリシー管理をより徹底できるからだ。
「コンセントリーのコントローラは非常に役立っている。われわれはさまざまなユーザーグループにさまざまなポリシーセットを適用しなければならないからだ」とラスベガスレビュージャーナルのインフラ担当マネジャー、スティーブン・オルソン氏は語る。「以前は固定IPアドレスを全員に割り当てていたため、グループごとのポリシーを保守するのはいつも大変だった」
コンセントリーの技術は、ユーザーのWindowsログインと役割に基づいてポリシーをサポートし、これらの情報に基づいて、ユーザーがLAN上でアクセスできる対象を限定する。このため、ラスベガスレビュージャーナルのネットワークにログインしたユーザーは皆、適切なアクセス権限を自動的に割り当てられることになる。コンセントリーのコントローラを導入する前は、同社のユーザーは、「自分の個室や部署の部屋から別の場所に移動してコンピュータに向かうと、通常はアクセスできないものにアクセスすることもできた」とオルソン氏は語る。コンセントリーのコントローラを導入したネットワークでは、「ユーザーがどこにいてもアクセスポリシーを適用される」という。
ラスベガスレビュージャーナルは、新しい10Gbps Ethernetネットワークコアの導入を進めており、その過程でクローゼットスイッチのリプレースを行う。オルソン氏によると、同社はコンセントリーのLANShield Switchを導入する可能性が高いが、その場合には、同氏はセキュリティ機能が統合されたこのスイッチを、ネットワークのコアではなく、エッジに配置するという。ハッカーなどの未知の脅威を隔離して押さえ込むためだ。
「われわれは日々攻撃にさらされている」とオルソン氏。「コンセントリーのプラットフォームは、Windowsログイン情報を活用できるため、高い柔軟性を提供してくれる。われわれはユーザーがローミングできるようにするとともに、ネットワーク全体にポリシーを徹底することができる」
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