最高司令官であるべし
CIO自身が語る、CIOになれる人と、なれない人の違い(1/2 ページ)
CIOの役職にたどり着くまでのキャリアパスは人によって違うため、持つ能力も異なる。その中、CIOとして成功するために必要な能力とは。2人のCIOが語った。
最高情報責任者(CIO)へのキャリアパス
最高情報責任者(CIO)になるまでのキャリアパスは実にさまざまだ。家庭環境や勉強してきたことも異なり、近道をした人もいれば、回り道をした人もいるだろう。
とはいうものの、ほとんどの人が、米オーランドで2015年10月に開催された「Gartner Symposium/ITxpo」における、米General Electric HealthcareのグローバルサービスIT部門のCIOであるダフニ・ジョーンズ氏の意見に賛同するのではないだろうか。それは、業務で成果を上げれば、CIOという役職にたどり着けることだ。あなたは第二のラファエル・ミーナ氏かもしれない。つまり、情熱を持って行動している人だということだ。
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「重要な場面で地方自治体のCIOとして活動することは、面白く、やりがいがあって、魅力的なことだ」とオーランドを含む米フロリダ中央地区のオレンジ郡でCIOを務めるミーナ氏は語る。
ミーナ氏とジョーンズ氏は、デジタルエコノミーで優位に立ち、事業の根幹を変革する必要がある現在のビジネス環境において、CIOとして成功するために必要なものを問うパネルディスカッションにパネリストとして登壇した。購入するテクノロジーに対するIT部門の発言権が低下しているとアナリストたちは断言している。米General Electricのトップのジェフリー・イメルト氏のような有名人は、「非常に長い間、CIOは非常に消極的な対応をしてきた」と語っている。こうした背景から、Gartner Symposium/ITxpoには1万人以上のCIOとITエグゼクティブが参加している。パネリストたちが示したように、CIOは今もなお人気のある役職である。
CIOの役割:保護者
Gartner Symposium/ITxpo内で開催された、スペインのテクノロジー専門組織である「Hispanic IT Executive Council(HITEC)」が主催したパネルディスカッションには、全く違うキャリアパスで経営幹部のポストに就いた2人のエグゼクティブが参加した。Gartnerのアナリストであるジーン・アルバレス氏が進行を務め、米GE HealthcareのCIOであるダフニ・ジョーンズ氏とフロリダ州オレンジ郡自治体のラファエル・ミーナ氏が、現在のCIOとしての成功に関して意見を交わした。
ジョーンズ氏は米IBMでキャリアをスタートしている。米Johnson & Johnsonのヘルスケア部門に転職してから、米Hospiraで「アドバンスウェルネスをサポート」した経歴の持ち主だ。一方、ミーナ氏はベネズエラで生まれたが、米国で教育を受けている。南米に戻った後に再度米国に戻り、カリフォルニア州オレンジ郡の金融システム導入に携わった。転職経験はない。
「私は地方自治体の仕事にすっかり魅了されている。私の仕事は犬や猫から死者まで、ありとあらゆるものを追跡することだ」(ミーナ氏)
オレンジ郡にはウォルトディズニーワールドリゾートなどのテーマパークやさまざまな観光地がある。CIOとして活躍するのに最高の場所だとミーナ氏は言う。2014年、この地域には6200万人の観光客が訪れている。ミーナ氏の仕事は観光客の幸せと安全を守るためにITシステムとビジネスシステムを監視することだ。これには、米同時多発テロ事件のような24時間体制の緊急対応システムも含まれる。
また、発達したデジタルテクノロジーを活用して、限界を広げる機会を得ている。例えば、オレンジ郡では、気象データの分析を利用して接近中のハリケーンの勢力を特定し、住民たちが暴風雨に備えて危険を回避できるようサポートしている。
「私たちは今こそ、全ての点をつなげ、優れた予防や予測が可能な組織になることができる環境にある」とミーナ氏は述べている。
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