アパレル業界を変革する人工知能(AI) 需要予測や服の品質保証にどう活用されているかAIがファッションデザイナーになる可能性も

ファッションデザイナーやアパレルショップは、人工知能(AI)技術を利用して人気商品を予想したり、製造やサプライチェーンの効率を高めたりしている。AIとファッションは、自然な組み合わせになりつつある。

2018年12月29日 05時00分 公開
[Kathleen WalchTechTarget]

関連キーワード

流通業 | ビジネスモデル | 機械学習


photo

 ファッション業界は巨大ビジネスだ。FashionUnitedによると、その価値は全世界で推定3兆ドルに上るという。これは全世界のGDPの2%に相当する。衣服が手元に届くまで、デザイン、製造、配送、マーケティング、販売など、多くの過程をたどる。ファッションデザインやアパレルショップでの人工知能(AI)技術の利用がファッションブランドの間に広がっているのは不思議なことではない。ファッションブランドは、流通の過程で、さまざまな段階の変革について考えている。

AIが次に流行るファッションを予測

 季節が巡る前に、ファッションデザイナーは新しい服のデザインに全力を尽くす。小売業者にとっては、服のデザインが変わり続けることを前提に需要の予測が欠かせない。しかしデザインは流行の影響を大きく受ける傾向があり、需要を見積もるのは難しい。

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...