ZOZOTOWNが「Amazon S3」「AWS Lambda」で数億枚の商品画像を管理 その効果は60TB以上の画像データをいかに管理するか

通販サイト「ZOZOTOWN」で扱う商品画像は数億枚に上り、増え続ける一方だ。ZOZOはこれらの商品画像の管理システムを、オンプレミスサーバから「Amazon S3」へ移行した。膨大な画像データの移行方法とその効果とは。

2018年12月26日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]
photo 写真1 「ZOZOTOWN」の商品説明ページ

 ZOZOの運営する通販サイト「ZOZOTOWN」は、販売商品が常時65万点以上に上り、毎日平均3100点以上の新着商品を掲載している。同社はこれらの商品説明(写真1)に使用する数億ファイルの商品画像の保存先を、オンプレミスサーバからAmazon Web Services(AWS)のクラウドストレージ「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)へ移行した。同社はなぜ膨大な数の商品画像をクラウドで管理するに至ったのか。短期間で移行した方法とは。2018年10月31日開催のテクノロジーカンファレンス「AWS Dev Day Tokyo 2018」で、ZOZOグループの技術開発を担当するZOZOテクノロジーズの柴田 翔氏が語った。

移行前のシステム構成とその課題

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...