教育ITニュースフラッシュ
足立区の若手先生、eラーニングで“早稲アカ流”熱血教師に?
早稲田アカデミーの講師研修を基にしたeラーニングで若手教師の指導力を伸ばす足立区の取り組みから、クラウドやARの導入事例まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。大手進学塾の研修ノウハウを基にしたeラーニングで若手教員の指導力を伸ばす足立区の取り組みから、東京工科大学の全校務システムクラウド化、玉川学園の拡張現実技術の導入事例まで、さまざまなニュースがありました。
足立区、早稲田アカデミー製のeラーニングで若手教員の指導力向上
足立区立の小中学校全107校に勤務する1~3年目の教員約600人を対象に、eラーニングを利用した研修を実施する。早稲田アカデミーの講義ノウハウを体系化した教員養成eラーニングサービス「教師力養成塾e-講座」を採用した。教員は通勤や校務のすき間時間などを利用し、授業構成の仕方、生徒のやる気を引き出す方法など、指導力向上に役立つ講義をインターネット経由で受講。加えて早稲田アカデミーの校内での実地トレーニングも受ける。早稲田アカデミーは、中学生向け補習講座をはじめとする学習者支援で足立区に協力してきた実績がある。研修期間は2014年4月から2015年3月(発表:早稲田アカデミー<2014年3月31日、4月3日>)。
立教大学など3大学、国産MOOC「gacco」で講座開講
NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)の「gacco」で、新たに立教大学、名古屋商科大学、東京未来大学の3大学の教員が講座を担当する。2014年9月には名古屋商科大学が「ビジネススクール(入門)」、2014年夏以降は立教大学が「交流文学研究(仮)」「ブラックホール入門(仮)」、東京未来大学が「モチベーション・マネジメント」と題する講座を開講する。2014年4月3日には、既にgaccoでの講座開設を表明している北海道大学、グロービス経営大学院の講座受講生を受け付け開始。講座第1弾となる東京大学の「日本中世の自由と平等」と題する講座は、同年4月14日に開講する(発表:NTTナレッジ・スクウェア、日本オープンオンライン教育推進協議会<2014年4月3日>)。
東京工科大学が学内システムをクラウドへ総入れ替え 有線LANも全廃へ
2003年の工学部改組と合わせてノートPCをほぼ全学生に必携化するなど、比較的早期から学内IT化の取り組みを進めてきた同大学。研究室が独自に設置した無線LANアクセスポイント、校務システム用に導入していた約100台の老朽化した学内サーバなどで運用管理の負荷が高まっており、システム刷新が急務となっていた。新校務システムでは学内サーバを全廃し、日本マイクロソフトの「Microsoft Azure」を中心としたクラウドサービスへ移行。併せて米Ruckus Wirelessの無線LAN製品を導入し、キャンパス全域をカバーする無線LAN環境を構築。将来的には有線LANも全廃する計画だ。システム構築はページワンとソフトバンク・テクノロジーが担当した(発表:ページワン、ソフトバンク・テクノロジー、日本マイクロソフト<2014年4月3日>)。
建築中の新図書館をARで可視化、玉川学園がAndroid/iOSアプリ提供
現実世界の画像や映像に付加的な情報を重ねて表示する「拡張現実(Augmented Reality: AR)」技術を盛り込んだ学内案内モバイルアプリ「TAMAGAWA」を無償で提供する。Android版は2014年4月1日、iOS版は同月8日に提供開始。当初の目玉となるのが、玉川大学に建築中の図書館「大学教育棟 2014」(2015年4月オープン)のAR案内だ。ARマーカーとして機能する専用イラストをカメラで撮影すると、画面に大学教育棟 2014の3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)を表示する。今後は、AR技術を使って施設案内や学部学科の紹介動画を提供し、同学園に興味がある人への情報発信を強化したい考えだ。サイバネットシステムのARフレームワーク「CYBERねっこ」を利用し、CG制作のシーコム・ハクホー(広島県広島市)と共同開発した(発表:玉川学園、サイバネットシステム<2014年4月1日>、シーコム・ハクホー<2014年4月8日>)。
通信制の代々木高等学校、eラーニングを使った新教室開設へ
三重県志摩市に本拠を置く広域通信制高等学校である代々木高等学校が、個別指導塾を運営する早稲田育英ゼミナールの綱島教室(神奈川県横浜市)と提携。新たに綱島地区に「綱島サテライト教室」を開設する。同教室では、すららネット(東京都千代田区)が提供するeラーニングサービス「すらら」を活用。生徒が自宅や外出先など、場所を問わず学習できるようにする。綱島サテライト教室へ通う「すらら通塾コース」と、インターネット環境だけで学べる「すららWEBアシストコース」の2コースを用意。代々木高校によるリポート補習も実施する(発表:代々木高校<2014年4月9日>)。
「反転授業」の導入・運用を簡単に、デジタル・ナレッジが支援サービス提供
eラーニングシステムを手掛けるデジタル・ナレッジ(東京都台東区)が2014年4月8日に提供開始した「反転授業 スタートアッププログラム」は、動画教材などを利用して学習者が家庭で予習し、授業では予習内容を踏まえた応用問題を解いたりディスカッションをしたりする「反転授業」の導入や運用を支援するサービスだ。学習者が自宅で取り組む事前学習用教材の制作・開発支援、コミュニケーションツール「Clica」などによる授業活発化支援、授業後の授業評価アンケートや補習教材配信などを組み合わせて提供する。参考料金は、計4時間の事前学習用映像の作成、50人用のeラーニングシステムやClicaの提供、導入サポートの提供で年額67万円(税別)(発表:デジタル・ナレッジ<2014年4月8日>)。
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