教育ITニュースフラッシュ
立命館小学校は夏休み中、児童の「Surface」をどう守るのか?
ペンタブレット機能を備える「Windows 8」タブレットを導入した千代田区立九段中等教育学校の事例から、文字認識で解説動画を表示する浜学園の塾生向けアプリの機能強化まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。ペンタブレットの機能を兼ね備えた「Windows 8」タブレットを授業で活用する千代田区立九段中等教育学校の事例から、テキストを文字認識して適切な解説動画を表示する浜学園の塾生向けアプリケーションの話題まで、さまざまなニュースがありました。
立命館小学校が「Surface」の持ち帰り学習を安全に
「Windows RT」を搭載した日本マイクロソフトの「Surface」を小学5、6年生向けに導入している立命館小学校(京都市北区)。同校は2014年の夏休みに、児童にSurfaceを学習用に持ち帰ってもらうことを検討していた。Surfaceからは当然ながらインターネットへアクセスできることから、インターネット利用時の危険から児童を守りつつ、学習に集中させる手段が必要だと判断。Windows RT端末で利用でき、かつWebフィルタリング機能を備えることから、オプティム(佐賀県佐賀市)のモバイルデバイス管理(MDM)製品「Optimal Biz」を導入した。児童は、学校が許可したWebサイトのみ閲覧できる(発表:オプティム<2014年8月5日>)。
千代田区立九段中等教育学校、“ペンタブ”にもなるWindows 8タブレットを導入
技術・家庭科や情報科、総合的な学習の時間を中心に、パソコン教室でデスクトップPCとペンタブレットを併用し、ディスカッションや問題解決型の授業を進めてきた同校。端末の持ち運びを容易にすべく、ペンタブレットとしての機能も備えるワコムのWindows 8搭載タブレット「Cintiq Companion」81台を導入し、デスクトップPCとペンタブレットの組み合わせから置き換えた。これにより端末を移動しやすくなった他、端末の設置面積が縮小して学習テーブルを小さくでき、生徒同士の距離が縮まってコミュニケーションが促進されるといった副次的な効果もあったという(発表:ワコム<2014年7月31日>)。
一橋大学が「MOOC」「反転授業」でビッグデータ講義
同大学大学院 商学研究科 神岡太郎教授の学部生対象科目「インタラクティブ・マーケティング」と、同研究科経営学修士コース(HMBA)対象科目「特別講義(ITマネジメント)」で、2014年6月に実施した。演習環境には、公益財団法人である九州先端科学技術研究所(福岡県福岡市)の教育・研究機関用クラウドサービス群「Lab.Cloud」を利用。学生は、Lab.Cloudが含む大規模公開オンライン講座(MOOC)の仕組みを利用して事前学習した上で、豆蔵が派遣した講師が演習やディスカッションによる講義を進める「反転学習」のスタイルで講義を進めた。演習でのデータ分析には、ウイングアーク1stのビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボード「MotionBoard」を利用した(発表:豆蔵、九州先端科学技術研究所、ウイングアーク1st<2014年8月5日>)。
文字認識で解説動画を自動表示、浜学園の塾生向けアプリが機能強化
兵庫県西宮市を拠点とし、中学受験向けの進学塾を運営する同社が、2012年12月から生徒に提供している文字認識アプリ「浜学園シラベテ」を機能強化した。浜学園シラベテは、塾生用テキスト内の文字を認識してページを特定し、そのページ向けに用意してある解説動画を表示するAndroid/iOS用アプリだ。2014年8月には、文字認識に加えて画像認識機能を搭載した「浜学園シラベテ(ハイブリッド版)」を導入。今までは認識が難しかった、図形問題などの文字情報が少ないページでも認識しやすくしたという。アプリはNTTラーニングシステムズと共同開発した(発表:浜学園、NTTラーニングシステムズ<2014年8月1日>)。
幼児教室・学習塾の「Leaf」、対人スキル育成にタブレット活用
幼児教室「Leafジュニア」、小学生~高校生向け学習塾「Leafプログレス」を運営するLITALICO(東京都目黒区)は2014年8月から、タブレットと知育アプリを活用した講義を順次開始する。主に発達面で課題のある学習者を対象に、対人スキルの育成や作文の授業などで利用する。まず2校で先行導入し、最終的には全校に導入する考えだ。これまでは、学習障害(LD)のある学習者など一部でタブレットを活用していた。日常生活でタブレットなどのIT製品に親しむ学習者が増えてきたこと、タブレットの活用で理解を促進できると判断したことなどから、利用拡大に踏み切った。知育アプリはスマートエデュケーション(東京都品川区)が提供する(発表:OKIワークウェル、OKI<2014年7月28日>)。
武蔵大学、ネット講義で中高生に「社会学」を教える
2014年8月8日の19時から20時、「“自分”とは誰なのか アイデンティティの社会学 入門」と題した講義を配信する。講師は同大学 社会学部 社会学科の矢田部 圭介教授。大学受験を控えた高校生だけでなく、中学生にも大学の講義を広く体験してもらうのが目的だ。中高生向けのインターネット学習塾「アオイゼミ」を運営する葵(東京都中野区)が協力。受講希望者は、アオイゼミの公式サイトか、アオイゼミの専用Android/iOS用アプリ「スマホ学習塾アオイゼミ」を利用して受講する。受講にはアオイゼミの会員登録が必要となる(発表:葵<2014年8月6日>)。
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