障害復旧とインシデント管理機能を紹介
「Windows 8/8.1」と「7」、より“強い”のは?
「Windows 8/8.1」の障害復旧とインシデント管理機能のうち、「Windows 7」のセキュリティ機能に比べて、より強力なものについて解説する。また、最近新たにWindows 7で利用できるようになった機能も紹介する。
「Windows 7」と「Windows 8/8.1」の障害復旧機能の違いを説明するために、各OSについて詳しく説明する必要はない。と言うのも、どちらのOSでも情報セキュリティは同じように処理されているからだ。
本稿では、Windows 7とWindows 8/8.1の障害復旧とインシデント管理をPCレベルで行った場合に高い効果が得られる手法を紹介する。
Windows 7とWindows 8/8.1の障害復旧
データ損失に備えて管理者はバックアップを定期的に作成したい。システムで障害が発生した場合は、ドライブの復旧が役に立つ。また、ディスク全体の暗号化にも対応する必要があるだろう。特に重要なのはキー管理だ。
クラウドベースのファイル共有ポリシーを決める場合は、「ワークフォルダー」を使用するかどうかを考える必要がある。複数のPCやモバイルデバイスでファイルを共有/同期できるワークフォルダーはWindows 8/8.1固有のテクノロジーだったが、現在はWindows 7でも利用できるようになっている。
障害復旧では、ワークステーションやサーバとの間で行われるリモートアクセスも考慮する必要がある。これには、RDP、仮想プライベートネットワーク、サードパーティー製ソフトウェアなどが含まれる。
インシデント管理
インシデントが発生したタイミングと場所を特定するにはマルウェア保護機能が必要になる。この機能に関してはOSの標準機能に頼るだけでは不十分だ。だが、Windows 8/8.1には「Windows Defender」など幾つかの追加のツールが用意されている(Windows Defenderはデフォルトで有効になっている)。
ディスク全体を暗号化していれば、機密情報が保存されているノートPCが紛失/盗難に遭った場合にも安全が確保できる。Windows 8/8.1ではこの機能が強化されている。だが、高度なインシデント管理が求められる大企業には、別の選択肢も検討することをお勧めする。
Windows 8/8.1でも7でも、管理者が把握しておくべきことがある。それは、監査ログ、パスワードの複雑さ、侵入者のロックアウトなどに関するグループポリシーの設定を確実に行うことだ。
企業にとって、システムの障害復旧とインシデント管理を向上させる上で鍵となるのはWindows PCだ。ただし、ビジネスのリスクを最小限に抑えるには、クライアントPCだけではなく、サーバなどその他のシステムと連動していることが条件となる。システム全体の構成要素についても対応を忘れないようにすることが肝要だ。
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