70インチスクリーンサイズの投影が可能
なぜ付けた? プロジェクター内蔵タブレット「Lenovo YOGA Tablet 3 Pro」のスゴイ仕組み
欧州家電見本市「IFA 2015」で発表されたプロジェクター内蔵タブレット「Lenovo YOGA Tablet 3 Pro」。大容量のバッテリー容量と美麗なディスプレイを持つタブレットの実力を探る。
中国Lenovoが2015年9月、ドイツのベルリンで開催された欧州家電見本市「IFA 2015」で発表した「Lenovo YOGA Tablet 3 Pro」(国内未発表)は、この見本市で披露された中で最も興味深いタブレットだった。この米Googleの「Android」搭載の10.1インチタブレットはマルチメディアに特化している。
YOGA Tablet 3 Proの最大の特徴は、プロジェクターを内蔵している点だ。その投影サイズは、前モデルの「YOGA Tablet 2 Pro」よりも20インチ大きい70インチスクリーンに相当する。解像度は2560×1600ピクセル、ピクセル密度299ppi(ピクセル/インチ)の優れたディスプレイも強い印象を与える。
ディスプレイは素晴らしく鮮明な上、色彩を驚くほど生き生きと映し出す。暖色系が特に顕著で、少し彩度が高いように見える。こうしたことが快適な表示につながっている。鮮やかな白と深い黒のしっかりしたコントラストも、「YOGA Tablet 3 Proのディスプレイはクラス最高レベル」という印象に一役買っている。少なくともそれが、30分いじった印象だった。
YOGA Tablet 3 Proは、YOGAタブレットシリーズでおなじみのデザインが採用されており、横向き時に下部にくる丸みを帯びたグリップ部分からスタンドを引き出して使える。このスタンドで平らな場所に立てたり、スタンドの穴を用いて壁に掛けたりできる。
LenovoはYOGAタブレットシリーズでこの丸みのあるグリップを有効活用しており、この部分は他にも幾つかの点でYOGA Tablet 3 Proの使い勝手に貢献している。例えば、グリップ部分には1万200mAhという大容量のバッテリーが収納されている。これは18時間の動画再生が可能な容量だと、Lenovoは述べている。だとすれば、YOGA Tablet 3 Proのバッテリー持続時間は、市場に出回っているタブレットの中で最長かもしれない。
さらに、グリップ部分は4基のJBLスピーカーを備え、一種のサウンドバーの役割も果たす。このスピーカーがYOGA Tablet 3 Proで提供されるマルチメディア機能の目玉の1つなのは間違いない。また、バックカメラが1300万画素、フロントカメラが500万画素で、カメラは平均的なもののようだ。
YOGA Tablet 3 Proの試用時にAndroidはサクサク動いた。このタブレットは最大2.24GHzのクアッドコアプラットフォームである米Intelの「Atom x5-Z8500 Processor」を搭載するからだ。YOGA Tablet 3 ProのRAMは2Gバイト、ストレージは16Gバイトまたは32Gバイトとなっている。また、microSDで拡張可能だ。大容量のバッテリーとともにこのプラットフォームが、このタブレットの快適な使い心地を与えてくれる。
YOGA Tablet 3 Proは剛性感や高級感があるが、グリップ部分は好みが分かれるかもしれない。われわれは以前からこのデザインの実用性が気に入っているが、それは特に洗練されているわけではない。
YOGA Tablet 3 Proは2015年11月に出荷が開始される。価格は499ドルとされる。
LenovoはIFA 2015で、YOGAタブレットシリーズのミッドレンジモデル2機種も発表した。「YOGA Tablet 3」の8インチモデルと10.1インチモデルだ。いずれもYOGA Tablet 3 Proとは異なり、プロジェクターは内蔵していない。米Qualcomm製のクアッドコアARMプロセッサを搭載し、8インチモデルは2015年10月、10.1インチモデルは同年11月に出荷開始される。価格はそれぞれ169ドル、199ドルからとなっている。
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