Microsoft、買収で「Office 365」を強化
「LinkedIn+Skype」がビジネスの新標準ツールになると予想する人々
アナリストたちは、Microsoftが「LinkedIn」に「Skype for Business」のユニファイドコミュニケーション(UC)機能を組み込むものと予想している。実現すればユーザー間のコミュニケーションが広がりそうだ。
Microsoftの現金262億ドルによるLinkedIn買収は、2016年末までに成立する見込みだ。この買収によってMicrosoftは、ビジネスプロフェッショナル向けソーシャルネットワークの世界の中心に立つことになった。買収の成立後には、Microsoftが「LinkedIn」に「Office 365」と「Skype for Business」のコラボレーション機能やユニファイドコミュニケーション(UC)機能を追加するだろうとアナリストたちは予想している。
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LinkedInのUC機能は企業の垣根を超える
現在もLinkedInで会話したりコンテンツを投稿したり、人脈を広げたりすることはできるが、MicrosoftがUC機能を強化すれば、LinkedInはビジネスプロフェッショナル同士がコラボレーションを行えるサイトとして一層便利になる。Wainhouse Researchのアナリストであるアイラ・ワインスタイン氏はそう話す。
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ワインスタイン氏によれば、Microsoft製品の多くはこれまで社内使用を対象としていた。「今回の買収は、Microsoftが企業間ソーシャルネットワークへ参入するための足掛かりとなる。ビジネス界においては会社間のつながりが非常に重要だ」
Microsoftのコラボレーション機能とUC機能をLinkedInに追加すれば、違う会社の従業員同士がコミュニケーションを取りやすくなり、セールスやマーケティング活動に役立つ人物を見つけやすくなる。Skype for BusinessやOffice 365との統合により、状況に基づいた情報をLinkedInユーザーに提供できるようになる。Frost & Sullivanのアナリストであるロブ・アーノルド氏はそう話す。
例えば、LinkedInで職歴や実績、学歴などを見た上でその人物に通話を発信できるようになるかもしれない。
「この分野には幾つもの側面があり、可能性の方向は多岐にわたる。MicrosoftはLinkedInにさまざまな価値を付加することができ、収益も高めることができる」(アーノルド氏)
LinkedInは世界中に4億3300万人の会員を抱える。その大半がビジネスプロフェッショナルだ。Microsoftはこれらの人々を対象に、自社製品を的確に宣伝しやすくなるだろう。MicrosoftによればOffice 365の登録ユーザー数は700万人超だというから、この違いは大きい。
Nemertes Researchのアナリストであるアーウィン・レイザー氏は次のように述べている。「Microsoftは世界中のビジネス人名録を買ったようなものだ。大半のビジネスプロフェッショナルがLinkedInのアカウントを持っている。予想通りにMicrosoftがOffice 365とSkype for BusinessをLinkedInに統合すれば、企業の垣根を超えるシームレスなコミュニケーションとコラボレーションの枠組みを生み出せるのではないだろうか」
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