開発成功に導くチェックポイント
iPhoneアプリ開発で「心が折れない」ために知っておくべきこと(1/2 ページ)
Apple「iOS」用のアプリの開発は、適切なデザインプラットフォームとプログラミング言語の選択から始まり、ユーザーフレンドリーなネイティブアプリの完成に至るまでの多層的なプロセスだ。
ネイティブiOSアプリを開発する道のりは、公園の散歩より障害物競走に近い。
開発者は、Appleの統合開発環境(IDE)を使って、プログラミング言語「Swift」または「Objective-C」でコードを書くことができなければならない。また、iOSを定義する基本的な抽象化レイヤーや、アプリのファイルをバンドルする方法も知っていなければならない。
成功するアプリを開発するには、効果的なユーザーインタフェース(UI)を構成することであらゆるレベルにおいて使い勝手を高めることも必要だ。
Xcode
クロスプラットフォームフレームワークでiOSアプリの開発を試してみるのもいいかもしれないが、入手可能なiOSアプリ開発ツールの中で最も効率的で包括的なのはAppleの統合開発環境(IDE)「Xcode」だ。Xcodeは無料でダウンロードできる。ただし、これを使うには「OS X Yosemite」以降に対応したMacが必要だ。
Xcodeには、iOSアプリのデザイン、開発、デバッグに必要な全ての機能がそろっており、Mac(「OS X」)用、「Apple Watch」(「watchOS」)用、「Apple TV」(「tvOS」)用のアプリも作成できる。コードとインタフェース要素を記述するエディターなどの機能を備え、アプリを構成するファイル一式を管理でき、一般的なアプリタイプの開発に利用できるテンプレートも付属している。
また、Xcodeには各種デバイスにおけるアプリの動作と外観を確認できる「iOS Simulator」などのツールや、アプリのデザインを異なるディスプレイのサイズに合わせて自動調整する「Auto Layout」機能も付いている。アプリのビジュアルデザインはストーリーボードで作成でき、オブジェクトの階層構造はアウトラインビューで表示できる。
Objective-C vs. Swift
以前は、XcodeでiOSアプリを開発する場合のプログラミング言語はObjective-Cだったが、2014年にAppleはSwiftという新しい開発言語を発表した。より簡単で学びやすく、iOSアプリ開発の微妙な処理にも対応している。
開発言語を選ぶときは既に知っている言語を選びがちだが、考慮すべき要素は他にもある。例えば、古いバージョンのiOSに対応するアプリを開発する場合や、C#ライブラリを使う場合は、Objective-Cを選ぶだろう。
ただ、Swiftも広く使われ始めており、これも選択肢の1つになる。
iOSアーキテクチャ
iOSアーキテクチャの定義は以下の4つの抽象化レイヤーに分かれている。
Cocoa Touch 基本アプリインフラストラクチャをサポートし、プッシュ通知やマルチタスク、タッチ入力など主要なアプリケーションフレームワークを提供する。
Media オーディオ、ビデオ、グラフィックの機能を提供する。
Core Services 「Core Foundation」フレームワークや「Foundation」フレームワークなどの基本システムサービス。このレイヤーは、位置情報サービスやネットワークサービスなどの機能もサポートする。
Core OS セキュリティ、ローカル認証、「Core Bluetooth」フレームワークなどのサービスを提供する。
Appleは開発者に、できるだけ高レベルレイヤーでコードを書くこと、そして高レベルレイヤーでは処理できない機能にだけ低レベルフレームワークを使用することを推奨している。
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