モバイルアプリで知っておきたいHTML5の「完全無欠ではない」ポイントその可能性と弱点と新しい技を習得すべし(1/2 ページ)

HTML5を使用すると、モバイルアプリの開発プロセスをシンプルにできる。ただし、パフォーマンスがネイティブアプリに及ばないなどの弱点も、使いやすいアプリ開発のためには知っておきたい。

2016年02月09日 08時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
マルチプラットフォームの利用が進む状況において、アプリ開発にHTML5を利用するメリットは大きい。しかし、その“制約”も知っておく必要がある

 アプリの実装を最適化して、コストと複雑さを抑えるために、多くの企業がHTML5を使用したモバイルアプリの開発に着手している。

 新しいHTML5開発フレームワークが次々と登場している。適切な状況下であれば、HTML5アプリはネイティブアプリよりも簡単に開発できる。少なくとも複数のプラットフォームに対応したモバイルアプリを実装したい企業にとって、HTML5は一考に値するテクノロジーだ。

 ただ、HTML5アプリにも課題はある。パフォーマンスとセキュリティに関して不安な面があり、データやネイティブなアプリケーションプログラムインタフェース(API)へのアクセス周りで問題が発生する。また、操作性もネイティブアプリに劣る。

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