4億台に到達も、普及ペースは鈍化が鮮明
「Windows 10デバイス10億台時代」が2019年にやってくる“これだけの根拠”
「10億台のWindows 10デバイス」を目標に据えるMicrosoft。2016年9月に4億台を達成したが、台数の伸びには鈍化傾向が見られる。目標達成はいつなのか。既知の数字を基に考える。
Microsoft幹部は、同社のカンファレンス「Microsoft Ignite」が開幕した2016年9月26日、「Windows 10」が現在、4億台のアクティブデバイスで動作していることを明らかにした。このおかげで、Windows 10の現在の普及ペースと、従来の平均とを比べて考察することができる。
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「Windows 10 Anniversary Update」の光と影
「4億台到達」が意味すること
2016年5月5日、MicrosoftはWindows 10が動作しているデバイスが3億台に達したことを発表した。それ以来約20週間で、Windows 10デバイスが1億台増えたことになる。1週間当たりでは約500万台だ。
まずまずのペースのようだが、発売当初と比べれば勢いは落ちているように見える。このタイミングでWindows 10デバイスが4億台に到達したという事実から、普及ペースの鈍化についてはどのように解釈できるだろうか。
「Windows 10 Anniversary Update」の正式リリース日である2016年7月29日には、Windows 10が動作しているデバイスは3億5000万台だとされていた。このことは、同年5月5日から7月29日までの期間と、7月30日から9月26日までの期間に、Windows 10が動作しているデバイスがそれぞれ約5000万台ずつ増えたことを意味する。前者は約12週間、後者は約9週間だ。
このことからは実のところ、普及ペースは最近になって改善したことが分かる。前者の期間と後者の期間との1週間当たりの増加台数を比べると、後者の方が約33%多いからだ。
だがWindows 10がリリースされた2015年7月29日までさかのぼって考えれば、普及ペースが落ちてきているのは一目瞭然だ。2015年7月29日から2016年7月29日までは約52週間、2016年7月30日から9月26日までは約9週間なので、合計61週間だ。4億台を61週間で割ると、1週間当たり約655万台となる。
これに対し、2016年5月5日から7月29日までの12週間では、1週間当たり約416万台、7月30日から9月26日までの9週間では、1週間当たり約555万台。この21週間全体では、1週間当たり500万台弱だ。従って普及ペースは急激に減速しているわけではないものの、明らかな鈍化傾向を示している。
簡単のために、Windows 10デバイスの現在の増加ペースを1週間当たり500万台だとすると、Microsoftが掲げる「アクティブデバイス数10億台」という目標に対してどうなのか。この目標に到達するには、2016年10月から約30カ月(120週間=6億台÷1週間当たり500万台)、つまり2年半かかることになる。それは2019年だ。Microsoftは、もう少し普及を加速する方法を見いだす必要があるようだ。悪評も多かったWindows 10への無料アップグレードキャンペーンのような大胆なてこ入れ策を打たない限り、大幅な好転は難しそうだ。
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