Mobile World Congress 2017
「ヒアラブル」って? モバイル業界で人気の話題トップ10(1/2 ページ)
2017年の「Mobile World Congress(MWC)で話題となったトピックを10位から順に紹介する。ロボットや仮想現実(VR)といった旬なキーワードも登場する。最も話題のトピックは何だったのか。
私は毎年Mobile World Congress(MWC)に行くたびに(2017年はスペイン・バルセロナで2月27日~3月2日開催)、プレゼンテーションや展示ブース、オンサイトイベントで見掛けたホットトピックや流行語のトップ10をまとめている。以下に2017年のMWCで話題になっていたキーワードを10位から順に紹介していく。
10位:ヒアラブル
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ウェアラブルの間違いではなく、読んでいただいた通りだ。“ヒアラブル”とは、Bragi(非常に魅力的な製品を持っている)がラインアップしているようなスマートオーディオウェアラブル技術を核とした新しいカテゴリーのデバイスを指している。ウェアラブルは一般的にBluetoothデバイスで、スマートフォンやコンピュータを併用する必要があり、後者の方がコンピューティングの主役になる。だがヒアラブルは専用のCPUを搭載する設計になっており、そのおかげでコンパニオンデバイスなしで自律的に機能し、eヘルス、フィットネス追跡、ビジネスコンシェルジュなど、豊富なサービスを消費者に提供できる可能性を持っている。
9位:eSIM
宣伝文句によると、物理SIMカードの時代は終わった。数十億もの新しいIoTデバイスを携帯電話のネットワークに接続する必要があり、ソフトウェアSIMが、そうした規模で接続を実現する唯一の方法になるという。Otono Networksのような企業が、この新しいオンデバイスおよびクラウド技術を開拓し、デバイスのプロビジョニングとあらゆるタイプの無線ネットワークへの接続を安全に実現している。
8位:SDx(あらゆるもののソフトウェア定義化)
数年前にはSDN(Software Defined Networking)ばかりがもてはやされていたが、今では「SDx」という略語があるように、「ソフトウェアで定義される」対象は広がっている。プログラミング次第でほとんどあらゆるハードウェアが(理論上は)、あらゆる機能を担うことが可能になっている。MWCでUbuntuは、「特定のソフトウェアをロードするだけで、携帯基地局としても機能する自動販売機」という興味深い例を披露した。こうしたことが一般化すると、ハードウェア製品では、「名は体を表す」や「看板に偽りなし」といった言葉は意味を成さなくなりそうだ。
7位:ロボット
MWCでは、至る所にロボットがいた。消費者向けロボットでは専用のアプリストアが用意されるようになり、これによってロボットメーカーは新たな売り上げ機会を創出でき、オーナーはロボットを新機能でパワーアップしたり、パーソナライズしたりするオプションを得る。ロボットは産業オートメーションの分野でも、また、上の8位の項目との関連で、どのようにソフトウェアで定義されるのかについても、大いに注目されていたようだ。
6位:5G
5Gは携帯技術の次の波であり、ネットワーク技術やデバイスのベンダーは、新しい5G市場で数十億ドルのハードウェア売り上げを目指している。多くのIoTサービスプロバイダーも、究極の次世代接続技術として5Gに期待している。また「NarrowBand-IoT」(NB-IoT)も大きな話題を呼んでいた。これは、携帯電話の周波数帯で幅広いデバイスやサービスが通信を行えるように開発された特殊な無線技術標準だ。
5位:拡張現実(AR)と仮想現実(VR)
多くのブースで、奇妙な形のかさばる没入型ヘッドセットが用意されていて、来訪者がそれらを装着して仮想世界に夢中になっていた。MWCではARやVRに関して、ゲームや消費者向けの応用可能性以外にも、各種のデバイスを相互接続する多くの実際的なインダストリアルIoT(IIoT)アプリケーションが紹介されていた。
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