高い方がやっぱりいいの?
徹底比較:iPad Pro vs. iPad(2017) 最高の9.7型タブレットはどっち?(2/2 ページ)
パフォーマンス
iPad(2017)にはAppleの1.84GHzの「A9」プロセッサ、9.7インチiPad Proには2.16GHzの「A9X」プロセッサが搭載されている。プロセッサ名に含まれる「X」は、タブレットの画面用に設計されたグラフィックスコプロセッサが組み込まれていることを表す。どちらのプロセッサもデュアルコアで、64ビットアーキテクチャを採用している。
Primate Labsの「Geekbench」アプリでテストしたところ、9.7インチiPad Proの結果の方が優れていたものの、大差はなかった。
どちらも2GBのRAMを搭載している点は同じだが、ストレージのオプションは若干異なる。iPad(2017)には32GBまたは128GBの内蔵ストレージが用意されている。一方、9.7インチiPad Proには、この2つに加えて256GBのオプションもある。ストレージ容量が1段階上がるごとに、価格は100ドルずつ高くなる。
ソフトウェア
iPad Proとそれ以外のiOSタブレットでは、プリインストールされているシステムソフトウェアと付属アプリに違いはない。
本稿執筆時点では、iPad(2017)と9.7インチiPad Proのどちらも、Appleの「iOS 10.3.1」にアップグレードできる。タブレット向けのiOSのアップグレードは長期にわたって提供される。そのため、どちらのユーザーも将来の「iOS 11」や「iOS 12」などを適用できるようになると考えて問題ない。
ソフトウェアに関して1つ差がつく可能性があるとしたら、それは9.7インチiPad Proに若干高速なプロセッサが搭載されていることによるものだ。つまり、3~4年後にリリースされるiOSのバージョンをより適切に実行できる可能性がある。その頃には、この2機種は時代遅れになっている。
ワイヤレス
9.7インチiPad ProとiPad(2017)は、Wi-Fiのみか、Wi-Fiと4G LTEで利用できる。Cellularワイヤレスデータを使えるようにすると、価格は130ドル高くなる。
9.7インチiPad Proに備わっているWi-Fiテクノロジーは、より手頃なiPad(2017)と同等のものにすぎない。いずれも802.11a/b/g/n/acで、デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz)に対応している。また、どちらもBluetooth 4.2が利用できる。
4Gサポートは、9.7インチiPad Proの方が若干優れているが、それはLTE-Advanced(23バンド)を採用しているためだ。一方のiPad(2017)は標準的なLTE(20バンド)をサポートしている。
バッテリー持続時間
iPad(2017)でも9.7インチiPad Proでも、Wi-Fi経由でインターネットを利用したり、動画やオーディオを再生したりした場合に、1回の充電でバッテリーは最大10時間持続することが保証されている。TechTargetでは独自の方法を使って両機種をテストした。それは、バッテリーが完全になくなるまで、Wi-Fi経由で動画を連続してストリーミング再生するというものだ。
この過酷なテストで、iPad(2017)のバッテリーは13時間27分持続した。実は、この記録は9.7インチiPad Proの11時間5分を打ち破る結果となっている。
ミッドレンジモデルのiPad(2017)のバッテリーがハイエンドモデルの9.7インチiPad Proより長時間持続したのには理由がある。それは、iPad(2017)に内蔵されているバッテリーが32.4Whで、9.7インチiPad Proの27.5Whバッテリーより大型だからだ。
結論
ほぼ全ての領域で9.7インチiPad Proの方が優勢だった。だがほとんどの場合、その差は小さなものだ。さらに、実際のところバッテリー持続時間はiPad(2017)の方が長い。
そのため、ほぼ全てのユーザーにお勧めするのは、599ドルの9.7インチiPad Proではなく、329ドルのiPad(2017)を選ぶことだ。ほどほどに優れた機能のために270ドルを上乗せで支払うのは割に合わない。
ただし、優秀なApple Pencilを使いたい場合や、iOSタブレットで多数の写真を撮影することが予想される場合は例外だ。このような場合は、9.7インチiPad Proの購入を真剣に検討することをお勧めする。
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