Azureバックアップの純正とサードパーティー比較【前編】
Microsoft純正のAzureバックアップサービス「Azure Backup」の利点と注意点
「Microsoft Azure」のバックアップならば、まずMicrosoftの純正バックアップサービス「Azure Backup」を検討するのは一つの考え方だ。ただし、あらゆる状況に最善の選択肢というわけではない。
Microsoftの「Azure Backup」はクラウドのバックアップサービスだ。これを同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」(以下、Azure)にあるデータの保護に使用できる。同社はサードパーティーが提供するオンプレミスのバックアップ製品やクラウドベースのバックアップサービスの代わりとして、Azure Backupを市場に送り出している。
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Azure Backupのメリット
Azure Backupを使う主なメリットは、これがMicrosoftのさまざまな製品やクラウドサービスをバックアップするためにMicrosoftが提供しているサービスだという点にある。ただしAzure Backupは「Linux」の保護にも利用できる。Microsoftの製品/サービスは、Azureのクラウド環境やオンプレミスで運用されている場合が少なくない。同社は恐らくどの企業よりも、自社のサービスで運用されている自社の製品/サービスを保護する最善の方法を認識している。同社が開発したという点において、Azure Backupを検討する価値がある。
もう一つのメリットは、Azure Backupはサービスとして提供されるため、利用した分だけ課金されるという点だ。そのため、高額なライセンス料がかかるサードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスと比べれば魅力的な選択肢となる。
Azure Backupのデメリット
最大のデメリットは、Azure Backupがまとまりのないサービスになっている点だ。その名前から、単一のクラウドベースのバックアップサービスだと思われがちだが、実際には、複数の異なるバックアップコンポーネントを集めたサービス群になっている。Azure Backupは、以下のコンポーネントなどから構成される。
- Microsoft Azure Recovery Servicesエージェント(MARSエージェント)
- オンプレミスやAzureの仮想マシンから、Azureのバックアップ用ストレージ「Recovery Servicesコンテナー」に個々のファイルとフォルダーをバックアップする
- System Center Data Protection Manager(System Center DPM)
- サーバ、クライアント、アプリケーションのバックアップとリストアを管理する
- Microsoft Azure Backup Server
- WindowsやLinuxのアプリケーション、「Hyper-V」「VMware ESXi」といったハイパーバイザーで稼働する仮想マシンなどを保護する
こうしたコンポーネントをまとめることで、大多数の製品/サービスの保護を可能にしている。
後編は、サードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスについて、メリットとデメリットを考察する。
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Azureバックアップの純正とサードパーティー比較
Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」のバックアップ手段は慎重に検討する必要がある。同社の「Azure Backup」を利用すべきか、サードパーティー製の製品/サービスを利用すべきか、あるいはその両方を組みわせて利用すべきかを考える。
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