Azureバックアップの純正とサードパーティー比較【後編】
Azureのサードパーティーバックアップ製品を賢く選ぶなら検討すべき5項目
Microsoft Azureのデータをバックアップするなら、サードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスにも豊富な選択肢がある。ただし、できることとできないことをよく見極める必要がある。
Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」(以下、Azure)のバックアップには、同社純正サービス「Azure Backup」の代わりにサードパーティーの製品/サービスを使うこともできる。前編「Microsoft純正のAzureバックアップサービス『Azure Backup』の利点と注意点」に続き、後編となる本稿はサードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスにスポットを当てる。
こうしたサードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスは、利用できる機能が製品/サービスごとに異なることに注意が必要だ。中には、Azureをバックアップのターゲットにすることはできても、Azureのリソースを保護する機能が十分ではない製品/サービスもある。
サードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスを探す最善の方法の一つは、オンラインマーケットプレースの「Azure Marketplace」で検索することだ。Cohesity、Veeam Software、Veritas Technologiesなど、著名なバックアップベンダーの多くは、Azure MarketplaceにAzureバックアップ製品/サービスを公開している。
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検討すべき5要素
サードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスを評価する際は、以下の5つの要素を検討する。
要素1.Azureの外部をバックアップの対象として選択できるかどうか
データ保護の観点から、AzureのデータをAzure環境内だけでなく、オンプレミスや他社のクラウドにバックアップできることが望ましい。最低でも複製できるかどうかを確認した方がよい。
要素2.保護対象が「Office 365」のデータだけにとどまらないかどうか
Azureに加えてオフィススイート「Office 365」も利用している企業の場合、Office 365を保護することは重要だ。だがAzureのユーザー企業がAzureのバックアップ製品/サービスを選定するのであれば、当然ながら仮想マシン(VM)などのAzureリソースを保護する必要がある。
要素3.自社の全てのシステムを保護できるかどうか
Azure Marketplaceに公開されているほとんどのAzureバックアップ製品/サービスは、Windowsのバックアップ機能「ボリュームシャドウコピーサービス」(VSS)を提供する。一方でLinuxのVMのバックアップ機能を持つAzureバックアップ製品/サービスは多いとは言えない。
要素4.オンプレミスのVM内でホストしているリソースがある場合、そのVMのバックアップが可能かどうか
Azure Backupは、オンプレミスにあるVMwareソフトウェアで構築した、仮想環境のVMバックアップにも使用できる。だがVMwareのVMバックアップができないサードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスもある。
要素5.マルチクラウド互換かどうか
Azureのリソースだけでなく「Amazon Web Services」(AWS)などの他社のクラウドでホストするリソースも保護できるAzureバックアップ製品/サービスもある。
Azure Backupは、オンプレミスのリソースとAzureのクラウドで運用されているリソースを保護する有力なサービスだ。それでも、あらゆる状況に最善の選択肢というわけではない。Microsoftの製品だけでなく、サードパーティーのAzureバックアップ製品/サービスも評価して、どれが自社のニーズを満たすのに最適かを確認することが重要になる。
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Azureバックアップの純正とサードパーティー比較
Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」のバックアップ手段は慎重に検討する必要がある。同社の「Azure Backup」を利用すべきか、サードパーティー製の製品/サービスを利用すべきか、あるいはその両方を組みわせて利用すべきかを考える。
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