「AIOps」を正しく理解する【中編】

IT運用チームもAmazonを見習うべき理由 「AIOps」の効能とは?

「AIOps」の必要性が高まる理由の一つは、顧客ニーズの変化だ。AIOpsを導入することで顧客ニーズにどう対処し、どのような効能を引き出せるのかを考えてみよう。

 システム運用にAI(人工知能)技術を取り入れる「AIOps」によって、顧客に提供する価値はどう変わるのだろうか。前編「『AIOps』の本当の意味 “人間の代替”はよくある誤解」に続き、AIOpsがシステムの運用チームにもたらすメリットを紹介する。

 AIOpsを取り入れれば、運用チームは手作業では実現が難しいさまざまメリットを引き出すことができる。例えば多種多様なシステムのデータを相関付けて、問題を引き起こす可能性がある要因を見つけ、運用チームに事前に通知するようにすることで、システムの処理性能の低下や障害を未然に防ぐことが可能になる。手作業の介在なしにシステムを自律的に動かす自己修復を実現できる可能性もある。セキュリティにおいては脅威を絶えずスキャンし、対策が必要な脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ出すことも可能だ。

 手作業が必要な従来の運用ツールでは、需要に応じてリアルタイムにリソースの配分を変更することや、データを基に次に起こり得る問題を特定することはほとんど不可能だ。

AmazonがIT運用のお手本? 顧客の“一歩先”を行く運用

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