AI単価は下がってるのにコストは上がる矛盾(前編)

AIには従来の予算管理が通用しない 見落としやすいコストの穴とは

AIのトークン当たりの価格が下がっても、支出の総額は上がっているケースは多い。この相違はなぜ起こるのか。そして、AIに関する予算管理をどのように実行すべきなのか。

 Epoch AIの調査によると、AIの計算コストは、これまでのほぼあらゆる技術と比べても急速に低下している。しかし、企業のAI支出は着実に増加傾向にある。

 Gartnerはこれを「推論のパラドックス」と呼んだ。トークン当たりのコストが低下しても、複雑で多段階のエージェント型ワークフローによってトークン数が劇的に増え、そのコスト削減効果が完全に相殺されているという現象だ。

 しかし、Gartnerが指摘するほど、これは矛盾した現象ではないかもしれない。AI支出は、単純な経済問題ではないからだ。AI技術が進歩するにつれて、実用的なユースケースも大幅に拡大している。

AIに従来の予算管理モデルが通用しない理由

 経営幹部にとっての問題は、AIはトークン単位で課金されることだ。従来の企業向けソフトウェアやSaaSのサブスクリプションを前提に構築された予算管理手法が、AIには通用しない。企業はタスク当たりのAIコストを測定することで、AI支出を管理する新たな方法を見つける必要がある。

印刷する
SNSでシェア

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

新着ホワイトペーパー PR

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

IT導入や運用管理に関する技術資料やレポートが閲覧でき、興味や必要性に合致した情報を、的確かつ迅速に入手できます

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー

TechTargetジャパンについて