「AI/機械学習/ディープラーニング」のノウハウ、賢い使い方のヒント(1/6 ページ)
AI/機械学習/ディープラーニングに関する運用&Tipsの記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください。
人工知能(AI)とは何か 基礎知識を解説
人工知能(AI)は、人間の知能の機械的な再現だ。AIの構成要素としては、自然言語処理(NLP)や音声認識、マシンビジョンなどが存在する。(続きはページの末尾にあります)
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UberやGoogleも活用 AIは何に役立つのか
ベンダーが広報や販促活動の中で“AI”と呼んでいるものは概して、単にAI技術の一要素にすぎない。主なAI技術である機械学習を利用するには、機械学習アルゴリズムの作成や、機械学習のための専用のハードウェアとソフトウェアの調達が必要だ。機械学習ベースのAIシステムの開発に利用できる主なプログラミング言語として「Python」「R」「Java」などが挙げられる。
機械学習ベースのAIシステムは、ラベル付けされた大量の教師データを取り込み、データを解析して相関関係やパターンを調べ、見つけ出したパターンを使って将来の状態を予測する。例えば機械学習モデルを備えたチャットbotに複数のチャットのテキストを与えて学習させることで、人とリアルなやりとりができるようになる。同じく機械学習モデルを備えた画像認識ツールに何百万枚もの画像を学習させることで、画像の中の物体を識別して説明できるようになったりする。
「学習」「推論」「自己修正」の3つが、機械学習ベースのAIシステムが備える主要な機能だ。
学習
複数の教師データを基に、入力データを実用的な情報に変換するためのルールを作成する。このルールはアルゴリズムと呼ばれる。
推論
望ましい結果に到達するために、正しいアルゴリズムを選択する。
自己修正
アルゴリズムを継続的に微調整し、可能な限り正確な結果を提供できるようにする。
ビジネスにおけるAIの重要性
AIシステムを利用することで、ユーザー企業は自社の業務について、これまで気付かなかった洞察を得ることができる可能性がある。場合によっては、AIシステムは人間よりも高速かつ正確にタスクを実行できる。例えば大量の法的文書を分析し、それぞれの項目が適切に記入されているかどうかを確認するといった、反復的で細かい作業に適する。
一部の企業はAI技術によって新しいビジネスチャンスを得た。例えば米国でタクシー配車サービスを手掛けるUber TechnologiesはAIシステムを活用し、特定の地域で乗客の需要が高まるタイミングを予測することで、事前にドライバーをその地域に送り込んでいる。Googleは自社サービスの利用状況を基に、AIシステムで洞察を得て改善することで、オンラインサービスの最大手の一つになっている。同社のCEOであるサンダー・ピチャイ氏は2017年、同社が新サービスの開発にAI技術を積極活用する「AIファースト」企業になることを宣言した。
AIサービス(AIaaS)を提供する主なベンダー
Amazon Web Servies(AWS)やMicrosoft、Googleなどのクラウドベンダーは、AIモデルやAIアプリケーションをクラウドサービスとして利用できるAIaaS(AI as a Service)を提供している。AIaaSは、ユーザー企業がデータで何ができるかを判断するのに役立つ。本格的にAI技術を導入する前に、さまざまなベンダーのAIモデルやサービスをテストすることで、どの技術や機能が自社に適しているのかを判断できる。自社の要件に合わせてスケーリングできるAIaaSが見つかったら、利用規模に合わせてリソースを拡張できる。
AIaaS市場には、さまざまなベンダーが存在する。以下で主なAIaaSベンダーの一部を紹介する。
- AWS
- AWSは2025年3月時点で200種類を超えるサービスを提供している。同社は機械学習モデルの構築やAIアプリケーションの開発に利用できるサービス群「Amazon SageMaker」、画像・動画分析サービス「Amazon Rekognition」、AIチャットbot開発サービス「Amazon Lex」など、AI技術を活用するための汎用(はんよう)的なツールをそろえている。
- Google
- GoogleはAIモデルの学習や推論に特化したプロセッサ「Cloud Tensor Processing Unit」(Cloud TPU)をはじめとして、複数のAIaaSを提供している。テキストを分析して情報を出力する「Natural Language AI」、文書の分析・処理を自動化する「Document AI」、画像や動画を分析するコンピュータビジョンアプリケーションの開発サービス「Vision AI」などがその一例だ。
- IBM
- IBMは、AIサービス群「watsonx」を手掛けている。ユーザー企業は仮想アシスタントを作成するための「IBM watsonx Assistant」や、複雑なテキスト分析を実行するための自然言語理解(NLU)サービス「Watson Natural Language Understanding」など、さまざまなサービスが利用可能だ。データサイエンスや機械学習の事前知識がなくても利用できるサービスもある。AIモデル構築サービス「IBM Watson Studio」を使用して、さまざまなベンダーのIaaS(Infrastructure as a Service)でAIアプリケーションを開発したり実行したりすることも可能だ。
- Microsoft
- データサイエンティストやエンジニアには、Microsoftのクラウドサービス群「Microsoft Azure」が提供するAIサービスが役立つ。Microsoftは、テキストの解釈や分析が可能なNLUサービス「Azure Language Understanding」やAIチャットbot開発サービス「Azure AI Bot Service」、画像分析サービス「Azure AI Custom Vision」などのAIaaSを提供している。
- OpenAI
- OpenAIはチャットbot型AIサービス「ChatGPT」や画像生成AIサービス「DALL-E」などの生成AI(テキストや画像などを自動生成するAI技術)サービスを提供している。ユーザー企業は、自社の製品にOpenAI製のAIモデルを組み込めるようにしている。
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