複数ユーザーで編集するには?
なぜか知られていない、Excelシートを共有するシンプルでクールな方法
パブリックフォルダを利用すれば、Microsoft Excelシートをユーザー間で共有できる。だがOneDriveやWindows 8.1のホームグループを使った方が便利だ。
「Microsoft Excel」のスプレッドシートに、複数のユーザーが同時に変更を保存できるようにパブリックフォルダをセットアップするには、どうすればいいだろう?
Microsoft Excelのワークブックを複数のユーザーと共有し、ファイルを同時利用することは可能だ。しかし、ファイルが壊れたり、ワークシート内でデータが書き換えられたり、あるいはワークシートのデータが全て消えてしまった、などのトラブルの報告も数多く寄せられている。
こうしたトラブルは、パブリックフォルダ、ワークグループ、サーバなどを利用して、ユーザーがワークブックを共有しようとしたときに発生する。また、ワークブックを共有すると、条件付きフォーマット、グラフ、ピボットテーブルなど、Excelの機能の一部が使えなくなることも問題だ。
こうした問題を回避する1つの方法は、「OneDrive」の「Excel Online」を利用することだ。複数のユーザーで同一のワークシートを編集でき、ほとんどリアルタイムで他のユーザーがどのセルを編集したか分かるようになっている。また、もう1つの選択肢は、「Microsoft Access」など、本格的なマルチユーザーデータベースアプリケーションへの移行である。
しかし、どうしても「Windows 8.1」のパブリックフォルダを利用してワークブックを共有したいというのであれば、まずは「ホームグループ」の読み取り/書き込みの共有設定を有効にする必要がある。旧バージョンと異なり、Windows 8.1のパブリックフォルダは、ファイル共有機能である「ホームグループ」の一部になっている。ワークブックにアクセスする必要のあるユーザーは、全員ホームグループに参加しなければならない。
また、Excelワークブックでも共有を有効にしなければならない。それには、「校閲」タブの「変更」グループで「ブックの共有」をクリックする。そして「複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可する」のチェックボックスを選択する。さらに「詳細設定」タブで、必要な設定の変更を行えばよい。そしてワークブックを保存する。
これで、もしユーザーAとユーザーBの2人が同時にワークブックを編集していて、ユーザーAがワークブックを保存したとき、次にユーザーBがワークブックを保存しようとすると、「ブックは、他のユーザーの変更によって更新されています。」というメッセージを受け取ることになる。ユーザーAによって変更されたセルは色が付いた枠で表示される。
本稿筆者のキム・リンドロス氏は、ライター、コンテンツ開発者、プロジェクトマネジャーとして1990年代初頭よりIT業界に従事している。『MTA Microsoft Technology Associate Exam 98-349 Windows Operating System Fundamentals』(Wiley刊、2012年)、『PC Basics With Windows 7 And Office 2010』(Jones & Bartlett Learning刊、2010年)などのテキストブックの共著者でもある。また、ITセキュリティ、Microsoftテクノロジー、Microsoft Officeを中心に大学や企業向けの研修コースの開発にも力を入れている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[NTTPCコミュニケーションズ株式会社] クラウド時代のネットワーク&セキュリティ、自社に適した方式や方針の見極め方 -
製品資料
[NTTPCコミュニケーションズ株式会社] 自社のセキュリティ対策は大丈夫? 自己診断リストで対策の優先順位が分かる -
製品資料
[株式会社NTTデータ] 溜めるだけのデータを成果に変える AI時代に求められる伴走型データ活用とは -
事例
[アルテリックス・ジャパン合同会社] 温室効果ガス集計の自動化と市民開発で年100時間超を削減、AGCはどう実現した? -
市場調査・トレンド
[グーグル・クラウド・ジャパン合同会社] エージェント型AI時代に既存インフラは限界? AI基盤見直しのポイントとは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
IT製品の導入に関するアンケート「PC&デバイス」編
-
2
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
3
そのアプリ危険かも? “野良アプリ”から「Android」「iOS」を守る防御策
-
4
「年1回の外部診断」が限界に 大手小売が脆弱性管理を内製化・一元化した方法
-
5
PHP2Shellの「事前の情報流出」でパニックに パッチ公開を巡る“混乱劇”
-
6
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
7
被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由
-
8
京王電鉄・東京メトロの被害から学ぶ境界防衛 ITの侵害はどこまで波及するか
-
9
「SBOM」はただの目録に過ぎない――サプライチェーン攻撃の盲点と保護策
-
10
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
5
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
6
「EDR」選定ガイド:比較・検討フェーズで整理すべきポイントを解説
-
7
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
MDMだけでは防げない? Appleデバイスに潜む5つのセキュリティギャップ
-
10
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー