課題解決ナビ
Excelシートを使わずに予算管理、実績管理をしたい
「Microsoft Excel」を使った予算管理は便利だが、業務の内容や規模によっては限界がある。Excelシートを置き換えて、より高度な予算管理が可能になる製品を紹介する。
多機能で柔軟性がある「Microsoft Excel」などの表計算ソフトは、予算管理、実績管理など数値を扱う作業で広く使われている。1人で把握できる程度のデータ量であれば、Excelで問題なく予算管理や実績管理を行える。
だが事業の規模が大きくなると、全社で予算管理、実績管理を行う際に、各部署から情報を集めることになり、Excelなどのスプレッドシートでは管理が難しくなる。各部署が入力したスプレッドシートをメールなどで送ってもらい、その数値をペーストして1枚のシートを手作業で作成する必要があり、手間が掛かるからだ。時間がかかる上に数値のコピーミスも考えられる。
表計算ソフトに履歴管理やワークフロー機能などがあれば多数のスタッフや部署が関わる業務も効率的に行える。だが、Excelでこれらの機能を実現するには作り込みが必要だ。
こうした課題は、予実管理が得意な会計システムを導入することで解決できる。具体的には「管理会計ツール」「エンタープライズ業績管理システム」が役立つ。以下、概要を解説する。
解決策1:管理会計システム
管理会計システムは、予算を策定し、その実施状況をモニタリングできる。各部門の数値をスプレッドシートで集めるのではなく、ワークフロー機能などを使い効率的に情報収集ができるのも特徴。Excelで作成したデータ入力用スプレッドシートに似た入力画面を備える製品もあるので、現在の作業を大きく変えることなく導入が可能だ。
解決策2:エンタープライズ業績管理システム(EPM)
エンタープライズ業績管理システム(EPM)は、予算策定や実績管理に加えて、新製品投入や財務戦略変更などのイベントによる予算、実績への影響を分析し、将来予測を含むシミュレーションを行えるのが特徴。業種や職種別のテンプレートが充実している製品も多い。財務会計システムとも連係し、複数の会計基準で企業グループ全体の財務状況を確認できる機能などもある。リポーティング機能も充実している。定型帳票の他に簡単な作業で独自のリポートを作成したり、経営層の確認用に重要なKPIをまとめた一覧画面を作成したりすることもできる。
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